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野田佳彦首相が来月訪中、中国に多くを求める (2)

 日本は南中国海問題でも中国側への説明が必要だ。共同通信は「日本は南中国海で日増しに拡大する中国の影響力にかんがみ、ASEANとの海洋安全保障協力を提案した。中国側からすれば、これは間違いなくある種の『封鎖』だ」とする日中関係に詳しい人物の発言を紹介。「日本外務省は『中国を牽制する意図はない』と懸命に表明しているが、野田首相が今回の訪問で中国側の懸念を解消できるかどうかが両国関係修復の鍵となる」としている。

 小宮山洋子厚生労働相は以前訪中した際、福島第1原発事故を受けて実施された日本食品に対する輸入制限の緩和を求めたが、中国側は明確な回答をしなかった。また、財務省が今月21日に発表した10月期の貿易統計によると、欧州債務危機による世界経済の減速が日本の輸出にも影響を与え始めていることは明らかだ。対EU輸出は2.3%、対米輸出は2.9%、対アジア輸出は6.6%減少しており、野田内閣にとっては間違いなく悪いニュースだ。

 日本経済の現状を考えれば、財務大臣出身の野田首相が訪中時に輸出振興や経済協力拡大などの議題を持ち出すのは当然だ。共同通信によると、日本側は福島第1原発事故後に実施された日本食品に対する輸入制限の緩和を求める考えだ。このほか「アジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)」に向けた日中自由貿易協定(FTA)交渉も課題となる。

 野田首相の今回の訪中は両国の戦略的互恵関係の深化、摩擦を抱える両国関係の改善が目的と考えられている。だが「病気にかかるのは山崩れのように急だが、治るのは糸を紡ぐようにゆっくりだ」ということわざがある。中日関係は以前から複雑に錯綜し、込み入っている。真に改善させたくとも、即効性ある霊験あらたかな妙薬はない。注意深く養生して根治するほかない。

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