人民日報:アフガニスタンを忘れてはならない
「アフガニスタンを忘れてはならない」----。これは1982年3月21日に人民日報が掲載した論説の見出しだ。アフガニスタンの伝統的新年というこの特別な日に、本紙は全世界の平和を愛する人民と共に、外来の侵略に抵抗するアフガン人民の勇敢な闘争を気遣いながら注視している。本日、われわれは再びこの見出しを用いた。同じように重苦しい気持ちで。
12月6日にアフガニスタンの首都カブール市中心部で再び自爆テロが起きた。50人以上が死亡し、負傷者は100人以上と報じられている。北部マザリシャリフと南部カンダハルでもテロがあった。
アフガニスタンは国際社会の注目からフェード・アウトしてはいないようだ。アフガニスタン問題に関する国際会議が5日、ドイツの静かな町ボンで開かれた。会議は2014年の米・NATO戦闘部隊撤退後、2015年から2024年までにアフガニスタンの変革を一歩一歩進め、国家の安定と経済的自立を実現する方針を打ち出した。
「われわれがアフガニスタンを見捨てることはない」と会議の主催者は宣言した。一方で各国メディアは会議の一部の発言が非常に沈鬱なもので、米国代表がうとうとしていたことも報じている。
10年前も同様にボンで、アフガン問題に関する国際会議が開かれた。それから現在にいたるもアフガニスタンの安全と復興の問題は解決されていない。今回打ち出された「変革の10年」というコンセプトは、アフガン人民にとって福音となるだろうか?