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歴史が戦争の発動に賛歌を送ることはない (2)

 この戦争がイラクに残した最大の政治的遺産が、いわゆる「民主政体」だ。米国人はイラクを「地域全体の模範」に築き上げたと自慢するが、人々の目に映るのは治安が悪く、教派間の対立が深刻で、民主の依然脆弱なイラクだ。さらに懸念されるのは、国内の少数派クルド人とスンニ派が連携して一層の独立を図ろうとしており、テロの根本的原因も取り除かれていないことだ。このような模範のどこに魅力があるのか?

 米国はかつてイラク戦争の「終結」を2度宣言したが、軍撤退の約束から具体的実行まで3年近くの時間を要した。戦争終結は容易でなかったのだ。米国はイラク戦争の「終結」を再び宣言したが、イラクは依然として動員・行動能力の非常に弱い国であり、内政安定面の懸念材料は今後も長期間残る。

 実はこの戦争では米国とイラクが代償を支払っただけでなく、国際関係システムも打撃をこうむった。戦争の当初の目的は2つあった。第1にフセイン政権が保有しているであろう大量破壊兵器の脅威の除去、第2にテロを支援する独裁政権の転覆だ。第1の目的は、米軍がバグダッドに進駐して捜索した結果、でたらめであったことが証明された。当初いわゆる証拠を手に国連で堂々と誓ったパウエル米国務長官も、自分は騙されたと怒りを込めて言った。第2の目的は確かに達成された。ただその結果は反対で、元々「アルカイダ」のいなかったイラクが、戦後テロリストの「天国」に変貌してしまった。米国は国際社会の承認を得ぬまま、他の主権国に対して戦争を発動した。イラク戦争に言及する際、米国メディアも期せずして「侵入」という言葉で一致している。今回の正当性なき戦争が国際社会に悪い模範を示したのは間違いない。(編集NA)

 「人民網日本語版」2011年12月14日

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