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「朝鮮半島の安定維持」は世界の共通認識

 「環球時報」22日付け記事 朝鮮中央通信社が金正日総書記の死去を伝えてから3日が経った。朝鮮国内および西側諸国の反応は多くの人の予想を反し平静だった。中国、米国、ロシア、韓国、日本の外相はそれぞれ「朝鮮半島の平和と安定維持に非常に重要」と同じ言葉で表現した。クリントン米国務長官の態度は非常に冷静で、韓国国会は最初もつれたが、結局ピョンヤンに弔電を送った。これで金総書記の死去後、朝鮮半島の安定維持が世界の共通認識となった。

 朝鮮方面は、金総書記死去の報で、時間、場所、原因、病理報告まで詳しく公表した。こうしたことから、朝鮮当局は国内の安定のためデマによる騒動を懸念する一方で、国内情勢の掌握にかなり自信があることが伺える。

 朝鮮が金総書記死去を発表した後の19日午後から21日まで、中国との国境通商口はは封鎖されなかった。緊急時には通商口を封鎖していた以前と違い、朝鮮の中国への信頼と、今の経済状況に対中貿易が不可欠なことを示している。後継者の金正恩氏は金正日総書記時代の対中友好政策を続けるだろう。中国は国有企業、民間企業の朝鮮に対する経済協力活動を今後も支援していく必要がある。

 朝鮮政局の安定のカギは、新しい指導層の権力配分が握っている。朝鮮国家テレビによると、朝鮮の最高指導者には金正恩氏が就任。ただ、金正日総書記の突然の死で、政権の引継ぎが不十分との見方もあり、国防委員会の金永春副委員長、人民軍副元帥の李用茂副委員長、労働党作戦部長の呉克列副委員長、労働党行政部長の張成澤副委員長など最高指導部は金正日の指揮の下では互いに協力していたが、権力の再配分において、彼らが金正恩氏にどう協力するか、まだ観察の必要がある。また、金正日の妹で党中央軽工業部部長の金敬姫氏、人民軍第4集団軍軍長の金格植氏、金正恩氏と同時に大将に昇格した崔竜海氏らが新しい指導者グループの中で担当する職務にも注目が集まる。今月29日に行われる追悼大会での最高指導部の並びに注視したい。

 朝鮮は今食糧問題を抱えており、首都ピョンヤン以外の地域の食糧価格高騰から食糧不足は来年も続く見通しだが、90年代の「苦難の行軍」の時期に比べれば遥かにましで、昨年よりもやや好転している。今後、国際交流回復や対外貿易拡大にともない、食糧不足の問題は克服されるだろう。

 米日韓の金総書記死去に対する態度から、国内で政治・経済問題、国外では中東問題を抱える米国にとって朝鮮半島の安定は非常に重要で、朝鮮の混乱は望んでいないことがわかる。ただ一方で、米日韓国内では金正恩氏の引継ぎがうまくいかないと見る学者も多く、朝鮮の情勢に関して両方の備えをしていることも明らかだ。外部勢力が朝鮮半島の安定を乱す行動をみせた場合、中国は断固としてそれに反対しなければならない。

 韓国の一部団体は今年に入って以来ずっと中国側の朝鮮との国境付近で「反金組織」の設立を叫んでいるが、中国の土地で第3国を狙う組織を設立することを中国は絶対に許さないし、中国の関連部門が一切の転覆活動に厳重に対処するだろう。

 朝鮮社会の持続的安定と経済成長の維持は、中国の周辺外交政策および東北地方発展にとって重要だ。朝鮮の党と政府は中国からの物資面などの支援を必要としている。中国は経済援助と国際社会の道徳で以って朝鮮国民が苦しい段階を乗り切る手助けをし、朝鮮半島の長期的な平和と安定を断固守っていかなければならない。(遼寧社会科学院辺疆研究所 呂超所長)

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年12月24日

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