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学者:経済低迷が続く日本 東京ではハーフコートが流行 (2)

 この赤字の原因としては、東日本大震災で東北地方の工業チェーンが破壊され、一部工業部品の供給がストップしたことによる輸出の停滞が確かにある。だがそれよりも大きいのは、中国をトップとするBRICsの急激な発展を前に、これまでハイテクを基礎にしてきた日本工業が次第に優勢を失っていることだ。このほかに円高の持続も日本経済の復興を妨げる大きな要因として挙げられる。1985年の「プラザ合意」によって、1ドル239円だった円の対ドル為替レートは、わずか3年間で約2倍に上昇した。2011年は基本的に1ドル80円前後で推移した。円が10ポイント上昇するごとに、輸出は8ポイント減少すると専門家は計算する。こうした全てが、震災後の復興過程にある日本にとって、追い打ちとなっていることは間違いない。特に目立つ技術的優位性を欠く中、高い生産コストに高い価格が加わり、日本製品の貿易競争力は下がり続けている。こうした状態が近いうちに顕著に改善されない場合、日本は対外純債権国から債務国に転じる可能性が極めて高い。本当にそうなった場合、国債発行量から見て、日本経済の展望は現在債務危機の最中にあるギリシャと異なり、楽観の余地はない。

 バブル経済の崩壊に伴い、日本の失業率は1990年代中頃から5%前後を推移している。数字を見ただけでは、西側諸国の中では低い方に見える。だが日本では終身雇用の伝統の下、失業者は適切な仕事を見つけることが難しい。また、手薄な社会保障のために失業者とその家族は生活を維持できず、結果的に自殺の増加を招いている。統計によると日本では07年以降、毎年3万人以上が自殺している。自殺者の年齢も本来社会の中堅であるべき20~40歳が中心だ。1930年代に小林多喜二が当時の労働者の苦難に満ちた生活を描いた小説「蟹工船」が、08年にベストセラーとなった。多くの日本人が「蟹工船」に自分に似た姿を見て、共感を覚えたのだ。

 もちろん、天が日本にもたらしたものは悪い事ばかりでもない。様々な困難を前に、日本社会は団結が力であることに気づいたようだ。昨年末に発表された「今年の漢字」は「絆」で、「災」と「震」が僅差で続いた。自然災害と経済的苦境を前に、日本社会は人間関係の稀薄化を反省した。これ自体は良いことだ。旧暦の新年にあたり、日本が苦境から順調に抜け出せるよう祈るとともに、日本が世界的視野に立って、「絆」の範囲を周辺国にまで拡大し、善隣友好と共同発展を図ることを希望するものである。(編集NA)

 「人民網日本語版」2012年2月3日

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