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「船中八策」と日本の新たな政治体制改革

「週刊!深読み『ニッポン』」第9回
資料写真:橋下徹氏

 「週刊!深読み『ニッポン』」第6回--「「少子高齢化」:日本経済の長期低迷の大きな原因」

 「週刊!深読み『ニッポン』」第7回--「日本の「海洋国家」論」

 「週刊!深読み『ニッポン』」第8回--「東日本大震災とこの1年の日本の巨大な変化」

 文:趙剛・中国社会科学院日本研究所日本問題専門家

 うわべは保守的な日本人も、内心では流行を追うことを好む。日本で良く耳にする言葉の1つが「改革」だ。もう少し日本的な言い方だと「維新」となる。日本社会は規則やしきたりを守り、千篇一律であることをスタンダードとし、「一億総中流」を誇りとする。だがその一方で、斬新な主張を掲げ、面白い行動をする「流行の人物」がしばしば大衆の目を引きつけ、持ち上げられる公的人物となる。

 最近日本のニュースによく登場する言葉に「船中八策」がある。元々は明治維新前夜に維新の志士の坂本龍馬が「夕顔丸」船上で、改革を支持する高官・後藤象二郎に対して提示した、大政奉還など政体改革の8つの基本方針を指す。明治維新後の日本は基本的に船中八策の構想に沿って憲法を制定し、上下両院を創設。さらに富国強兵をスローガンに掲げ、最終的には当時の西側列強の一員に登りつめた。このため一部の日本人にとっては、船中八策は外部に漏らしてはならない精神的拠り所、「無敵」の切り札ともいえる。

 新版「船中八策」は「維新版船中八策」とも言う。内容は日本の政治体制改革と外交の全方面に及ぶ。具体的には国会制度改革、参議院廃止、首相公選制、TPP交渉参加などだ。だが意外なのは、このような気宇壮大で日本国の前途命運に関わる政治改革案を提示したのが、余り知られていない、最近創設された地方の小政党「大阪維新の会」であったことだ。

 現在衆参両院では消費税などの法案をめぐり、与野党が対立している。ねじれ国会によって民主党の政権運営は再び困難をきたしている。このため今年5、6月には衆議院の解散・総選挙が行われる可能性が高い。その時、大阪維新の会の打ち出した改革案が一石を投じることは間違いなく、朝野を通じて波瀾を引き起こすことになるだろう。

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