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アフガン駐留米軍はなぜ頻繁に統制を失うのか

アフガン駐留米軍

 3月11日はアフガニスタンにとって暗黒の日となった。同日未明、アフガニスタン駐留米兵がカンダハルの軍事基地を抜け出して、1マイル先の村の民家に侵入。熟睡している村民に発砲し、無辜の市民16人が死亡した。全員頭部を撃たれており、一部の遺体は火を放たれ、焼かれていた。犠牲者には子ども9人と女性3人が含まれる。(文:阮宗沢「国際問題研究」誌編集長。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)

 この殺戮事件はいまだに謎だらけだ。犯人は1人なのか、それとも複数なのか。計画的殺人なのか、それとも理由なき特殊な事件なのか。真相はどうあれ、米軍がアフガン人民に対して再び犯罪行為を犯したことに変りはない。アフガン民衆の怒りは燎原の火の如く広がり、反米感情は空前の高まりを見せている。タリバンは「殉難者一人一人のため、侵略者と残忍な殺人犯に報復をする」と宣言。カルザイ大統領も米軍の「殺人」行為を激しく非難した。米国も火消しを急いでいる。オバマ大統領は声明を出したうえ、カルザイ大統領と電話会談して犠牲者に哀悼の意を表すとともに、「早急に事件の真相を解明し、関係者の責任を徹底的に追及する」と約束。国連アフガン支援団はこの悲劇的な事件に対して「驚きと悲痛」を表明。国際世論も激しく非難している。

 アフガン駐留米軍はなぜ頻繁に統制を失うのか。実際にはイラクやアフガニスタンであれ、パキスタンやリビアであれ、米軍やNATOが無辜の市民に対して「誤って攻撃」する事件は頻繁に起きている。米軍による残虐行為はこれが最初ではないし、これが最後になることも断じてない。客観的要因以外に、真剣に再考すべき点が恐らく2つある。

 第1に、米軍は他国の民衆の価値観、宗教信仰、生活様式、および基本的人権への尊重を欠いている。声明でオバマ大統領は今回の事件について「アフガン駐留米軍の傑出した資質や、米国がアフガン国民に抱く尊敬を代表するものではない」と強調したが、度々発生する米軍による誰はばかることない市民射殺事件、遺体侮辱事件、捕虜虐待事件、コーラン焼却事件はいずれも、独善的で自らを「救世主」と思い上がる米軍の心理を反映している。

 第2に、戦争は決してゲームではなく、流血を伴うものだ。戦争機械が唸り続ける限り、こうした悲劇は繰り返されるだろう。米国は再三戦争を発動している。アフガン戦争もイラク戦争もすでに10年近くになる。その間に無辜の市民がどれほど死傷したことだろう。研究により導き出された数字は、すでに10万人を超えているのだ。

 問題を根本的に解決するには、早急に戦争を終結し、安易な武力行使を止める以外にない。国際社会は今回の米軍の残虐行為について、中立・独立の国際調査チームを結成し、公正かつ法理にかなった結論をアフガン人民に示すべきだ。(編集NA)

 「人民網日本語版」2012年3月15日

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