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残念な朝鮮半島情勢の再悪化

 「環球時報」1日付け社説 朝鮮が衛星打ち上げを固持し、米国は朝鮮に提供するはずだった24万トンの食糧支援を取り消した。朝鮮半島の情勢が再び一転し、中国政府の反応にも遺憾と心配の様子がうかがえる。

 朝鮮半島の情勢は二転三転しているが、全体的に見るとその緊迫度は更に増しているようだ。誰もそこから利を得ることはなく、論じるとすれば、誰の損失が一番大きいかという問題だけである。もし、東北アジアの経済発展レベルと国民生活を目安に考えるなら、ここ数年、核問題を巡って最も損をしているのが朝鮮であることは明白だ。

 朝鮮は中国の重要な友好国であり、朝鮮が核問題と運搬ロケットの問題でジレンマに陥っている状態についても、中国はそれを我が事のように、よく理解している。朝鮮の指導者は大胆な行動を以って突破口を開き、国全体を繁栄と富強に導こうと考えているに違いない。

 朝鮮における核兵器や衛星打ち上げの発展は、その国力と照らし合わせると、極めて特殊なことである。朝鮮が米日韓の圧力に耐えながら展開している東北アジアでの各種戦略は実に巧妙なもので、毎回、通常では考えられない戦略空間を見つけ出している。これこそ、まさに「小国による大外交」と言えよう。

 とはいえ、朝鮮が置かれている状況は大変厳しい。しかも、現在のような戦略路線を継続することで、その東北アジアにおける受身の状態を逆転させることは、少なくとも外部から見て、そこには非常に多くの障害が存在している。朝鮮は、あるいは戦略的核ミサイルが完成すれば、国家の安全は完全に保障され、米日韓の態度も一変すると考えているのかもしれないが、実際にはそうはいかない。

 ロシアと中国においても、核というカードさえあれば、いつ、いかなる相手に対して、いかなる状況においても完全に国家の安全が保障されるというわけではない。両国が受けている様々な現実的脅威の中で、核兵器は何ら役に立たない。戦略的抑止力の発展は、国家経済や社会発展という全局面の中に置いて考えられるべきであり、それだけを単独で推し進めることはできない。

 朝鮮の発展と国家の安全に有利なのは東北アジアの安定であるべきで、もし、情勢の悪化が逆に朝鮮に有利な状態であるとすれば、どこかに何らかの問題が存在しているはずである。しかもこの状態が長期化するようであれば、事態は更に深刻化するだろう。朝鮮はできるだけ早くこの状態から脱出する方法を考えるべきである。

 朝鮮の強硬な外交姿勢は、その全てが自身によるものではなく、米日韓の責任もまた大きい。朝鮮のような小国に様々な圧力をかけることは、それ自体不公平なことである。朝鮮半島及び東北アジアにおいて最も安全でない国は朝鮮であり、他のどの国でもない。朝鮮の核兵器に対する強い思いは、その根底を伴ったものなのである。

 米日韓が大きな調整を行わない限り、朝鮮がその戦略を調整する可能性は低い。東北アジア各国の安全確保は、朝鮮の安全向上と切り離すことはできず、それらは同時に進めていかなければならない。

 中国は、この点に思い至ったからこそ、朝鮮に対する態度を米日韓とは異にしている。中国人はいかなる時でも、朝鮮を友として見ているのだ。

 朝鮮の方もまた、もし何らかの行動により中国を困らせることになれば、最終的にはそれが何らかの形で自身に跳ね返ってくることを分かっているはずである。中国との繋がり、そして中国の実力と安全は、朝鮮が現行の体制において、その長期的な安定を保障するための拠り所となっている。この重要性は、朝鮮の核兵器保有に比べても、遜色はないはずである。

 衛星打ち上げ問題においては、朝鮮がその理性と慎重さを維持することを望む。米日韓もまた、それ以上に慎重に行動すべきである。米日韓の安全は、朝鮮のそれと比べれば頑強なものと言えよう。朝鮮に対して、これまでの威嚇が功を奏さないのであれば、方法を変えてみるべきである。

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年4月1日

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