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シャープ・鴻海連合と東アジア家電業界の新たな変化

「週刊!深読み『ニッポン』」第13回

 「週刊!深読み『ニッポン』」第10回--「震災後の日本の対中「感謝外交」をどう受け止めるべきか」

 「週刊!深読み『ニッポン』」第11回--「消費税引き上げとさらなる経済低迷」

 「週刊!深読み『ニッポン』」第12回--日本の政官関係の苦境--官僚と再び対決


 東アジアの家電業界における日本企業の独占構図はすでに完全に打ち破られた。日本企業は韓国企業にシェアの一部を奪われ、現在では技術、資金、ブランド面の優勢も揺らいでいる。パナソニック、シャープ、ソニー、NECは今年相次いで赤字を計上。テレビを中心に家電分野での日本企業の様々な弱点が改めて明らかになった。日本企業が赤字から脱却し、収益モデルを再建できるかどうかはまだ不透明だ。(文:陳言<日本関連コラムニスト、日本産網站CEO>)

 シャープは先月27日、台湾の鴻海精密工業グループから出資を受け入れることを決定した。赤字脱却に向けた道が開けたことは間違いなく、これによって東アジアの家電市場にも新たな構図が出現した。日本の技術と台湾の資本に大陸の生産(組み立て)能力が加わり、一層緊密に結びつく。日本企業にとってこれは赤字脱却の土台となるかもしれない。台湾企業は新たな受注と、自社ブランドへのモデル転換の支えを得られる。大陸の生産能力も今後一定期間、優勢を保つだろう。

 ■中日間の資本の流れに逆流現象

 過去相当期間、東アジアの資本、技術、マネジメントの流れは日本から他の国々へが中心だった。アジアの他の国々から日本へ一定の資金還流はあっても、小企業が中心だった。たとえば大陸の企業が財務状況の悪化した日本企業を合併・買収する、日本での販売ルートを得るために会社を設立するなどだ。歴史ある企業と資本提携関係を構築できたケースは多くない。

 われわれが知っている比較的影響の大きかったM&Aは、2010年5月に山東如意が日本の大手アパレル企業レナウンを買収したケースだ。中国はアパレル製造大国だが、国際的ブランドに乏しい。ましてや有名ブランドとなると言うまでもない。イタリア、ドイツ、スペインなどの小さなブランドを合併・買収したことはあるが、中国アパレル業界のブランド不足を本格的に変えるにはいたらなかった。山東如意のレナウン買収によってこの状況が完全に変わったかどうかは、まだはっきりした財務データがないが、少なくとも重要な試みであったとは言える。

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gangqi   2012-04-13106.172.173.*
家電業界の大規模な赤字は、一部、東日本大震災によるものではないのかという疑いが拭えない。パナソニックは、電池を無料で配布したそうだが、原価以下で製品を被災地域復興に贈与したような気がしてならない。NECも、ソニーも、それほど大規模な赤字になる理由が分からない。
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