国連安保理、朝鮮の衛星打ち上げを強く非難
国連安全保障理事会は16日午前、朝鮮が13日に衛星を打ち上げたことを「強く非難する」議長声明を採択した。声明は朝鮮の発射によって地域の安全保障上、重大な懸念が引き起こされたことに遺憾の意を表明し、安保理決議第1718号と第1874号への「深刻な違反」だと指摘した。
安保理は朝鮮に対し、弾道ミサイル技術を用いたさらなる発射を控え、弾道ミサイル計画関連の全ての活動を停止し、安保理決議第1718号と第1874号を遵守するとともに、ミサイル発射の停止という約束を再確認するよう求めた。また、安保理決議第1718号に基づき設置された委員会に15日以内に報告を行うよう要求した。
安保理は朝鮮に対し、安保理決議第1718号と第1874号を即時かつ完全に遵守し、全ての核兵器と現有の核計画を「完全で、検証可能かつ不可逆的な方法で」破棄し、関連活動を直ちに停止し、弾道ミサイル技術を用いたさらなる発射を控え、核実験をせず、さらなる挑発も行わないよう要求した。
議長声明は、朝鮮がさらなる発射や核実験を行った場合は相応の行動を取る決意だとしている。
安保理は2006年に決議第1718号、2009年に決議第1874号を採択し、いかなる核実験または弾道ミサイル技術を用いた発射も行わないよう朝鮮に要求した。(編集NA)
「人民網日本語版」2012年4月17日