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日本に水をあけられている中国海監の装備

 最近、中国の管轄海域は実に穏やかでない。中国海監の釣魚島とその付属島嶼の周辺海域での定例巡視活動は、日本側に邪魔された。先日も中国の漁船員を保護するために、中国海監の船舶が南中国海の黄岩島(スカボロー礁)でフィリピン軍艦と対峙した。こうした重大事件によって、これまで余り知られていなかった中国海監という海洋巡視部隊が国民の前に姿を現わし、実力が理解されるようになったのも事実だ。

 中国海監はわが国にとって重要な海上法執行部隊であり、このうち中国海監総隊は国家海洋局に所属する。中国の海を巡航して主権をアピールし、海洋権益を守ることを重要な職責の1つとしている。海洋係争はかなり敏感なうえ、この海洋巡視部隊は一貫して言葉よりも行動を重んじてきたため、神秘のベールに包まれてきた。

 1998年に創設されたこの部隊は国家から与えられた権益保全任務を履行し続けてきた。巡視活動を中断したことはなく、2006年7月には東中国海の管轄海域で他に先駆けて権益保全目的の定期巡視・取締り活動を開始した。現在、海況や気象条件が許さない場合を除き、東中国海の管轄海域で毎日少なくとも船舶2隻と航空機1機による巡視活動を行っている。2007年からは全海域で権益保全目的の定期巡視体制を確立。船舶9隻、航空機4機による守備体制を常に確保している。

 最近の重大事件や巡視活動の実情を見ると、複雑に入り組んだ海洋主権紛争、および陸地とは大きく異なる特殊な環境条件を前に、卓越した外交的知恵と権益保全策略に加え、ハイテク装備・手段も海洋権益を守るうえで重要な支えとなっている。

 過去と比べ、中国海監の装備・能力は近年確かに著しく強化された。現在中国海監は航空機10機、各種取締船400隻余り、取締専用車300台余りを保有。このうち1000トン以上の船舶は26隻ある。また「宇宙、空、海、岸」の立体化巡視・取締システム、海上音声・映像即時伝送、デジタル通信指揮網を実現。捜索、証拠採取を含む進んだ装備を数多く配備し、取締船は大部分の目標に対する効果的な捜査、追跡、監視、対処能力を備えるにいたった。

 一方で、中国の海洋権益保全の特徴を見ると、国連海洋法条約の規定とわが国政府の主張に基づく300万平方キロメートルの管轄海域の海洋権益保全任務を着実に担うため、中国海監の装備・能力にはさらなる強化の余地が大いにある。巡視と権益保全の基礎となる船舶、航空機の数量や能力を見ると、中国海監は日本の海上保安庁にまだ水をあけられている。2005年時点で海上保安庁は全11管区に巡視船/艇50種余り、計700隻余りを保有し、このうちヘリコプター搭載可能な巡視船は13隻、大型巡視船は40隻に上る。固定翼機29機、各種ヘリコプター46機を保有している。

 権益保全の実情では、南中国海での巡視活動を例に取ると、周辺国は南中国海とわずか数十海里しか離れていないのに対し、中国の南中国海最南端の曽母暗沙(ジェームズ暗礁)は中国の大陸と1000海里以上も離れており、巡視部隊の長距離航行支援能力、迅速な対応能力、機動能力、および事件に遭遇した際の権益保全の実力が強く試されている。これらは管轄海域の巡視活動の頻度と能力を効果的に高める海上のプラットフォームと装備による支援を特に必要とする。(編集NA)

 「人民網日本語版」2012年4月19日

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