フィリピン「日本が巡視船10隻を供与」
フィリピン高官は18日、南中国海での「領土防衛」能力を高めるため日本から新しい巡視船10隻の供与を受けることを明らかにした。
ガズミン国防相も同日「日本はフィリピンの海上能力(向上)のために援助を行っている」と記者に説明した。
これらの巡視船について沿岸警備隊司令官は沿岸警備隊に配備されると説明。これに向けた日本からの借款の供与についてフィリピン国家経済発展局の承認を待っていることを明らかにした。巡視船の引き渡し時期について同司令官は「書類処理の進み具合次第だ。まだ承認を得ておらず、手続きを終えなければならない」と述べた。
注目されるのは、大手フィリピン紙フィリピン・デイリー・インクワイアラー(18日付)が極めて異例なことに日韓メディアの3月の古い報道を引用して、「日本政府は年内に巡視船を提供すると表明した」と主張していることだ。一方、在フィリピン日本大使館は同日、フィリピンへの巡視船供与についてまだ正式な決定はしていないと表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2012年5月21日