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22カ国を抱き込んだ軍事演習で中国を威嚇する米国

資料写真:リムパック2010

 最近米国はアジア太平洋で大々的な行動を特に活発化している。米国主導の多国間合同軍事演習「リムパック2012」に参加するため、22カ国の軍艦42隻と兵士2万5000人以上が潮の如くハワイへ向かっている。パネッタ米国防長官が先日発表した米海軍の主力の太平洋へのシフトと呼応するように、今回のリムパックでは「起こり得る地域の脅威」に対処するため、中国を除くアジア太平洋地域のほぼ全ての海軍を仲間に引き入れている。この件について軍事専門家の曹衛東・海軍軍事学術研究所研究員に話を聞いた。北京晩報が伝えた。

 ----アジア安全保障会議(シャングリラ・ダイアローグ)に初出席したパネッタ米国防長官は、2020年までに海軍の軍艦の60%をアジア太平洋地域に配備する計画を明らかにしたが、その一方で「重心のシフトによって中国の台頭を抑え込む意図はない」とも主張した。パネッタ長官のこうした相矛盾する言動をわれわれはどう読み解くべきか。米国の意図は何か。

 これは米軍の「アジア太平洋回帰」ではなく「アジア太平洋強化」の配備だと言う点をまず指摘しておきたい。第二次大戦終結から現在にいたるまで、米国はアジアで朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争、イラク戦争、アフガン戦争を相次いで発動し、日本と韓国に長年軍を駐留し、軍事基地を置いてきた。つまりアジア太平洋から米軍が撤退したことはないのだ。

 米軍の最前線の作戦区域区画ではアジア、太平洋、インド洋地域は太平洋軍が管轄する。これは米海軍基地が最も多く集中する地域でもある。この地域に米海軍の常駐する総合基地は7カ所、駐留可能な軍事基地は4カ所、各種支援に使用できる特別支援基地は17カ所あり、主に日本、韓国、東南アジア、インド洋に分布する。このうちセンバワン海軍基地はシンガポール島北部に位置し、マラッカ海峡の要衝を押えており、太平洋とインド洋の間の海上交通の要路をコントロールできる。このことから軍艦60%の太平洋地域への配備、沿海域戦闘艦のシンガポールへの配備は、いずれもアジア太平洋地域における米国の強大な軍事力を強化・維持するための措置であり、「軍事力のグローバル配備、最前線プレゼンス」という軍事戦略の重要な一環であることがわかる。

 「中国の台頭を抑え込む意図はない」に関しては、米国の発言を聞くだけでなく、その行動を見ることが肝要だ。例えば米国の対中政策はダブルスタンダードであり、中国大陸部に対して軍事禁輸を行う一方で、台湾に対しては武器・装備を売却し続けており、第3次中米共同声明での約束を全く顧みていない。

 ウェルチ元米空軍参謀総長(米防衛分析研究所所長)はかつて「われわれは先頭に立って中国を含む多くの国を抑え込んできた。当時われわれは中国の繁栄は米国にとって脅威だと考えていた。朝鮮戦争とベトナム戦争の間、われわれは敵対状態にあった」と述べたことがある。もしそれが過去のもので、現在は「中国の台頭を抑え込む意図はない」というのなら、米国はアジア太平洋地域の平和と安定に寄与する行動、中国と周辺国の地域協力に寄与する行動を多くとるべきではないのか?

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