シリア問題「連絡調整グループ」外相会議、閉会
シリア問題「連絡調整グループ」外相会議は6月30日にジュネーブで声明を発表し、閉会した。
会議はシリア主導の政権移行を目指すことで合意し、声明ではシリア国内に政権移行管理機関を設立することなどが盛り込まれた。
また会議に出席した関係各側は、引き続き国連・アラブ連盟のアナン合同特使の交渉を支持し、提出した6項目の提案の実施を推進し、シリア問題「連絡調整グループ」を設置して国際社会が協調することで合意した。
閉幕式で挨拶に立ったアナン特使は「連絡調整グループは必ず行動を取ることを約束する」と述べた。
また、中国の楊潔チ外交部長は閉会後の記者会見で「今回の外相会議はシリア問題の政治解決にとって重要な意義がある」と語った。
このほか、ロシアのラブロフ外相は「シリアの政権移行には前提を設けておらず、いかなる団体も政権移行管理機関から排除されていない」と述べた。
「中国国際放送局日本語版」 2012年7月1日