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太平洋は利益の複雑に錯綜する海となりつつある

写真:リムパックの主役となる米空母「ニミッツ」

 米国・ハワイは6月29日、過去最大規模の環太平洋合同軍事演習(リムパック)を迎えた。22カ国、軍人2万5000人という陣容は、それが「世界レベル」の名に値することを証明しているかのようだ。だがメディアが最も注目しているのはその規模ではなく、中国が排除される一方でロシアが初参加したという事実のからくりだ。前者は中国こそが軍事演習の仮想敵であるためと解釈されている。あるドイツメディアは「米国は中国に対する周辺国の恐れを利用して中国包囲網を築こうとしている」と報じた。後者について「ロシアの声」は「露中間で戦略上の利益の溝が生じた場合、ロシアには別のカードもあるということを世界に知らせるため」と報じた。一方、中国国防省の耿雁生報道官は同28日「率直に言って、われわれはこれをそんなに大きな事とは考えていない。大騒ぎするには値しない」と述べた。一部の軍事評論家の目は、リムパックはすでに米国が同盟国を引き込んで武力を誇示する「海軍大親睦会」に成り果てたと映っている。日本の「週刊新聞」は「武力を誇示しても『好戦的』とのレッテルを貼られるだけだ。反対にアジア太平洋は火薬臭に満ちた危険な地域になる恐れがある」と米国に注意を促した。と新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

 ■米国が威勢良く演出する政治ショー

 ヘリコプターが支援する中、海兵隊の兵士が強襲揚陸艦「エセックス」から上陸拠点へ突き進む。真珠湾、さらにはワイキキビーチ全体が普段とは違う慌ただしさに包まれた。米軍準機関紙「スターズ・アンド・ストライプス」が描写したこの一幕は6月29日にハワイで行われたリムパック開幕式でのものだ。だが演習はその2日前から静かに始まっており、8月7日まで続くことになっている。

 グリーナート米海軍作戦部長は同27日、これを「世界レベルの演習」と形容した。米国防総省ウェブサイトによるとリムパックは1971年に始まり、今年で23回目だ。グリーナート氏は過去の演習との相違点を「さらに大規模」との言葉で総括した。今回の演習には軍艦42隻、潜水艦6隻、航空機200機余り、軍人2万5000人が参加する。参加国数も前回の14カ国から22カ国に激増した。「世界最大規模の国際海軍演習」とリムパックのウェブサイトは称している。近年盛んな「人道支援演習」ではなく、実戦演習であることがより重要な点だと指摘するメディアもある。

 「リムパックは軍事同盟を築く練兵場から、同盟国を引き入れて武力を誇示する軍艦の大パレード、海軍の大親睦会へと次第に変容した」--。「ロシアの声」は「一部参加国には近代的軍艦すらなく、数を合わせて体裁を取り繕っているだけだ」との専門家の指摘を紹介した。中国国防大学の張召忠教授は28日、「環球時報」の取材に「米国は勢いを築きながら、NATOに似た組織をアジア太平洋に構築しようと企てている」と指摘した。ある中国の軍事専門家は「軍事的視点で分析すると、参加国が多ければ演習の効果や的確性が高まるわけではない。各国間で軍の編制や装備は千差万別で、政治的な利益もそれぞれ異なる。参加国が多いほど調整は難しく、本質的に政治ショーと化す」と指摘した。

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