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中国の戦略的好期はまだ終っていない (2)

 こうした複雑な背景を持つ動きを対中戦略的包囲と単純に受け止めて過剰反応しては米国の思う壺だ。なぜなら中国を威嚇・牽制し、同盟関係を安定させるという目標を最も低いコストで同時に実現でき、一石二鳥だからだ。それと反対にこれを見抜き、自信に満ちて対応すれば、必然的に米国の戦略的収穫は大幅に減る。過去50年の歴史が証明しているように、米国と同盟国との間のコントロールと反コントロールという根本的な矛盾は調和のとりようがなく、韓国と日本で戦略面の自主独立への欲求が消えることもありえないし、同時に全てに対処はできないという米国の戦略の欠点は遅かれ早かれ是正されるからだ。周辺を見回すと、北では中ロ関係が、南東では大陸と台湾の両岸関係がいずれも史上最もよい時期にあり、北西では上海協力機構が外延を拡大し、中身を深化しており、北東では中日韓経済貿易協力の原動力が衰えず、巨大な潜在力を備えている。これらは米国が中国を封じ込める「天網」を築くことは難しいということを意味している。

 南中国海問題を見てみよう。南中国海情勢の緊張と緊迫、ベトナムやフィリピンの度を越した再三の挑発、米国と各領有権主張国の相互支持によって、中国の海洋主権は重大な試練に直面している。だがもっと視野を広げてみれば、他に重視すべき重要な背景が3つある。第1にわが国は陸上国境紛争をほぼ解決し、南中国海問題に集中する前提条件を備えている。第2に台湾海峡情勢が基本的に安定しており、南中国海問題に対処する基盤を備えている。第3に海上能力を一歩一歩高めており、南中国海問題に集中する条件を備えている。

 言い換えるなら、中国は南中国海に向き合う国家能力と民族意志を初めて真に備えるにいたったのだ。これは中国の実力、利益、戦略の発展の必然的結果であると同時に、中国の台頭の次の段階における必然的な要請と重要な使命でもある。これは、その全プロセスに伴うこととなる。三沙市の設立、海洋取締り能力の強化、国民全体の海洋権益意識の増強等々は、このプロセスがすでに始動したことを示している。中国はこれをしっかりと台頭の過程に位置づけて受け止め、決意と共に耐久力を備え、外界に左右されず自らのリズムを押えなければならない。

 「両岸の猿声啼いて住まざるに、軽舟已に過ぐ万重の山」。激しい荒波を経験し、無数の変動を受けて立ってきた中国は、現在の国際情勢、周辺情勢の動乱の中で新たなチャンスと発展空間を創出することが絶対にできるとわれわれは信じている。(編集NA)

 「人民網日本語版」2012年7月31日

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