フィリピンによる南中国海2鉱区の国際入札は中国の権益を侵害
フィリピン・デイリー・インクワイアラー紙によるとフィリピンエネルギー省は7月31日夜、南中国海の3鉱区について石油・天然ガス開発の入札を開始した。本紙記者の調べでは、このうち2鉱区が中国の「9点破線」内にある中国の管轄海域であり、中国は昨年この件についてフィリピン側に厳正に抗議している。
報道によるとフィリピンエネルギー省は今後100日以内に入札参加意向書を審査。アキノ大統領が署名したうえで落札企業に開発権を与える。
フィリピンのウェブサイトによると、今回入札を実施したのはフィリピンエネルギー省が昨年6月に外資による探査を認めた15鉱区のうちの第3、第4、第5鉱区。いずれもパラワン海盆北西部に位置し、面積はそれぞれ60万ヘクタール、61.6ヘクタール、42.4万ヘクタール。(編集NA)
「人民網日本語版」2012年8月1日