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米国に対中「戦略」はあるのか?

 中国人はいつも米国は中国を標的にした何らかの戦略を推し進めていると考えている。中国の抑え込みや封じ込めであれ、西側化や分裂であれ、要するに常に謀をして布石を打っているのだ。一方米国人は「米国のどこに戦略があるのか?各部署が勝手に行動し、大統領が交代すれば覆されて一からやり直しになるのではないのか」としょっちゅう自嘲する。米国に一体戦略があるのかどうかも問題のようだ。(文:達巍・中国現代国際関係研究院研究員。環球時報掲載)

 米国のような大国には確実に戦略がある。戦略があるだけでなく、米政府はその公表を最も好んでもいる。例えば国家安全保障分野ではほぼ4年ごとに「国家安全戦略」を発表。各部署も国防、軍事、対テロ、サイバー空間など様々な戦略報告を発表している。「アジア太平洋回帰」のような戦略は様々な政府談話や文書で明々白々だ。したがって米国の戦略に関する問題は次の2つとなる。第1に、米政府の戦略とは公表されたこうした「陽謀」なのか?それとも他に公表しない秘密の陰謀もあるのか?第2に、米政府のこうした戦略は終始一貫した実効性あるものなのか、それとも竜頭蛇尾の自己満足なのか?

 この2つの問題に答えるには、まず米国政治の特徴を理解する必要がある。第1に三権分立、政治主体の多元化。第2に政策決定が比較的開放的で透明性がある。第3に二大政党が代わる代わる政権に就いている。こうした特徴を踏まえれば、この2つの問題は大方回答できる。まず米政府の公表する各「陽謀」は真の戦略である。政権の方針を有権者に説明するとともに、政府内部の「思想を統一」し、行動を調整するためである。米国は秘密保全が比較的難しい国なので、戦略レベルで何か驚くべき陰謀を企てながら外部に漏れないようにするのは余り容易でない。米政府にも当然秘密行動はあるが、こうした「陰謀」は局部的な戦術レベルでは割合実行可能だが、戦略レベルでは困難だ。

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