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挙国体制とオリンピックの輝き

 1984年の許海峰による驚くべき一撃からメダル獲得数でトップ集団をキープするにいたるまで、中国は「スポーツ大国」への道を歩み続けてきた。

 しかし、時が経つにつれ、スポーツの社会的効果が拡大し、挙国体制に対する見方も多様化してきた。「新しい時代に金メダルはまだ必要なのだろうか?」「金メダル獲得数がいくら多くても、国民のスポーツレベルが高いということにはならない」「金メダリストは少数に過ぎず、多くのスポーツ選手は引退後の活路が少ない」など疑問の声が上がっている。

 だがわれわれは、挙国体制と国民全体のフィットネスは決して対立するものではないということを理解しなければならない。そしてそれ以上に、優秀なスポーツ選手は特殊な専門訓練をする必要があるということに目を向けなければならない。現在われわれが考える必要があるのは、いかにして挙国体制を時代の発展により適応させ、プラスの作用を増やし、弊害を減らすかだ。

 金メダルの意義を過小評価してはならない
 ■オリンピックの好成績は民族全体にプラスのエネルギーをもたらす
 ■金メダル争いは種目とチャンスを見て判断 コスト度外視はできない

 近代オリンピックは百年余りの発展を経て、全世界の注目する盛大なイベントとなった。これに匹敵しうるイベントは他のどの分野にもない。当時の許海峰による驚くべき一撃、中国女子バレーボールチームの晴れ晴れしい活躍は、中国人の共同記憶となり、全民族の精神的資産に昇華した。

 中国が歴代オリンピックで獲得した金メダルの数はすでに200枚を突破した。ロンドン五輪ではメダル獲得数でトップ集団をキープするのに何ら心配はない。金メダルの獲得数への関心からその過程への関心へ。メダルを獲得していない選手に対しても中国人は拍手を送り、敬意を表している。オリンピックに対する中国人の理解は深まり、広がり続けている。オリンピック選手が民族全体にもたらすプラスのエネルギーはいつまでも大切にすべきだ。

 経済の成長、社会の進歩、文化の繁栄は長期的なプロセスだ。このプロセスにおいて、大きな影響を持つ国際スポーツ競技で好成績を収めることは、常に人心を奮い立たせ、結束力を高める効果があり、他の方法では代替困難な教育効果、インセンティブ効果を持つ。たとえ先進国でもオリンピックでの金メダル争いを止めることはない。金メダルの意義を過小評価するような指摘は非科学的で、「より速く、より高く、より強く」というオリンピック精神にも沿わない。

 どのようなレベルの選手でも、オリンピック参加の目的は自らの限界を超越することだ。比較して良いか悪いかを気にしないことはあり得ない。観衆もこの基準で選手のパフォーマンスを見ている。1988年のオリンピックでは成績がふるわなかったため、金メダル意識を薄めることを主張する人がいた。金メダルを多く獲得した今、今後も金メダルや銀メダルを争う必要があるのかと、また金メダルの意義を過小評価する声が聞かれる。勝っても負けても、競技後に熱い涙を流している選手を多く目にする。自らの努力に感極まっているのだ。もし心の中に追求するものがなければ、このようなことがあろうか。もちろん金メダル争いは種目とチャンスを見て判断する必要もある。現実からかけ離れて、コストを度外視したり、可能性を顧みずに何でも一位を争うわけにはいかない。

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