韓国が日本との係争島に石碑を建立
韓国の慶尚北道は19日、独島(日本名・竹島)の領有権をアピールする石碑を建立した。石碑は高さ115センチ、横、奥行きはともに30センチ。表に「独島」、裏に「大韓民国」と韓国語で李明博大統領の字が彫られ、側面にも李大統領の署名が彫られている。
石碑の除幕式には孟亨奎行政安全相や金寛容同道知事が出席した。これによって韓日間の摩擦は長期化する可能性があると韓国メディアは見ている。
日本政府は17日、独島の領有権問題について韓国側に国際司法裁判所への共同提訴を提案した。これに対して韓国外交通商省は同日「歴史的にも地理的にも、国際法上も独島が韓国固有の領土であることは明らかで、帰属問題自体が存在しない。日本側の提案は全く考慮に値しない」と応じた。
韓国聯合ニュースによると日本の野田佳彦首相は17日、韓国側に宛てた書簡で、李明博大統領の独島上陸と慰安婦問題で天皇に謝罪を要求したことに遺憾の意を表明した。これに対して韓国政府高官は19日「日本側からの書簡は外交行為であり、返答しないわけにはいかない」と表明。韓国政府は書簡に返答しなければ、日本側の主張を受け入れたとの誤解を招くおそれがあると考え、外交慣例に従い返答することを決めた。日本側の主張に反論するものも含め、様々な返答内容を検討しているという。(編集NA)
「人民網日本語版」2012年8月20日