2012年9月5日    メールマガジン登録I-mode登録中国語版日本版
人民網日本株式会社事業案内  更新時間:14:08 Sep 05 2012

対中外交で「小異を残して大同につく」精神を欠くようになった日本 (2)

 ■日米軍事同盟の特殊な意義

 中日間の東洋式の「小異を残して大同につく」外交精神を放棄するため、日本はすでに様々な準備を整えた。

 日本はまず日米軍事同盟を強化した。これは自民党時代から続く日本の一貫した主張だが、現在の民主党内閣は同盟の役割を一段と重視している。野田佳彦首相が訪米時、米国民にまず強調したのは、自分が軍人の子で、小さい頃から軍隊の環境で成長したということだ。釣魚島問題では、いつでも軍を用いる構えであることを日本で繰り返し強調した。日米軍事同盟がある以上、東アジアでの軍事衝突の発生は恐れない。今日の日本は軍事力で対峙するためのあらゆる準備をすでに整えている。

 同盟の意味については、日本のエリートは中国との対峙という側面を強調しすぎ、同盟に対する真の理解をおろそかにしているようだ。プロイセンの鉄血宰相ビスマルク(1815-1898年)は同盟に対して極めて奥深い見解を有していた。同盟とは強国による弱国の支配だと考えていたのである。ビスマルクが生涯最も重視した外交方針は「神聖同盟」だ。この同盟はドイツ国家の統一と欧州におけるドイツの覇者としての地位を意味し、決して欧州に平和と安全をもたらすものではなかった。

 日米同盟の強化は日本が米国による支配を認め、独立を放棄し、アジアにおける米国の一部になることを意味する。この同盟の強化は、米国のアジア戦略に従うことである。米国は東アジアで中国を牽制する比較的強大な国家を必要としているが、この役割を発揮できるのは日本しかないのである。政治的、軍事的に米国との同盟関係を強化し続ける東アジアのこの国が、外交・軍事面で米国の必要に従うのは自然なことだ。日本が自国の実際の利益を顧みることは困難で、米国と他の国が築いている緊密な関係に対して見て見ぬふりすらする。

 日本が米国との関係を強化している時に、日本に外交面での中国接近を期待するのは幻想だったようだ。この幻想は期待が大きいだけ、失望も深まる。経済成長および主権の独立の面から日本に対して行ういかなる分析も無意味となる可能性が高い。日米関係が緊密化するほど、中日間の「小異を残す」は困難になる。中米関係の変化も、こうした状況を変えることはできない。

[1] [2] [3]

印刷版|コピー|お気に入りに登録
  • 分かち合うへrenren.com
  • 分かち合うへt.qq.com
関連記事
みんなの感想

名前

コメントを書く コメント数:1

   

最新コメント
naranozz   2012-09-0161.86.34.*
全く同感です。私は戦前、戦中派の老人です。私たちの世代は中国文化を学校でずいぶん学習しました。戦後、1960年代までは私たちもアメリカにあこがれました。今の中国の若者も同じではありませんか? しかし、1990年冷戦終結後、日本はアメリカの経済戦略に乗り、大変な苦しみを味わったのです。賢明な中国が日本と同じ轍を踏むとは考えられませんが、アメリカ型の新自由主義は東洋の文化とは絶対に相容れないのです。なぜなら基本となるキリスト教(プロテスタント)のPhilosophyが東アジアにはないからです。皇室をはじめとして、日本の文化は中国の伝統文化の影響を大きく受けています。漢詩は今でもたくさんのファンがいます。日本の俳句や短歌を理解できる外国人は中国人だけなのです。日本人の中にも戦後ずっと、親中国の政治家や外交官もいるのです。日本人は、3.11以後、新たな日本国の在り方について模索し始めているのです。一部の国粋的な日本人につられて、貴国内でも軽薄な動きが頻発しますが、どうか大人の風格を持って対処されるよう心からお願い申し上げます。私は個人的に、あと10年貴国が平均7%程度の安定成長を続けて行ってほしいと願っているのです。なぜなら、アメリカ型のグローバル資本主義は続かないと思うからです。世界の平和と安定のためには、貴国を中心とするアジアが一神教の西欧にとって代わることになると信じています。わが日本は人口が減って行き、これ以上の成長を遂げることは至難の業です。アメリカにも、貴国にも従属しない、模範的な平和国家を目指したいと願っているのです。
  週間アクセスランキング
  評 論
  中国メディアが見る日本 
  おすすめ特集

地方情報

北京|天津|上海|重慶|吉林|遼寧|河北|山西|山東|河南|江蘇|浙江|安徽|福建|江西|湖北|湖南|広東|広西|海南|四川|貴州|雲南|西蔵|青海|陝西|甘粛|寧夏|新疆|香港|澳門|台湾|黒竜江|内蒙古