中ロ両国の首脳、3カ月ぶりに再び会談 (2)
中国人民大学国際関係学院の金燦栄教授は「オバマ大統領が欠席するため、中ロ首脳会談は今会議における最も重要な二国間首脳会議となるだろう。APECという枠組みの中で中ロ両国の首脳が再び会談するということは、経済の話が主となるだろう」と分析。「ロシアは現在、極東地域の開発を高く重視しており、今回の会議で極東の重要性を強調する必要がある。中国との協力も非常に重要だ」と述べた。
中ロ両国間の経済について、 中国の李輝・駐ロシア大使はこのほど発表したアジア太平洋地域の互恵協力に関する文章の中で、「中国の東北地域と、ロシアの極東・東シベリア地域との国境・地域協力は両国関係の新たな成長点となっている」と指摘、また「両国の経済協力は互いの発展・繁栄を力強く促し、両国とその国民に実益をもたらすだけでなく、アジア太平洋地域全体の発展・平和にも実質的な貢献を果たしている」と強調した。
金燦栄教授は「中ロ両国の首脳は会談において、経済関係の議題について討論するほか、両国の関係推進に対する共通の願いを表明するだろう。このほか、中国とロシアはいずれも大国であるため、会談では二国間関係だけでなく、世界の政治構造に対する双方の主張および、シリア問題、イラン核問題など戦略問題にも言及されるだろう」と分析する。(編集SN)
「人民網日本語版」2012年9月6日