国務院常務会議:公共交通を都市交通の発展で最重視
温家宝総理の招集する国務院常務会議は10日、中等職業教育の学費免除範囲の拡大、国の奨学金制度の整備を決定。都市部で公共交通を優先的に発展させる方針を打ち出したほか、「欠陥自動車製品リコール管理条例(草案)」を審議、可決した。
会議は2012年秋学期から中等職業教育の学費免除範囲を現在の農業専攻の学生と貧困家庭の学生から、全ての農村(県・鎮を含む)の学生、農業専攻の都市の学生、貧困家庭の学生に拡大することを決定した。
会議は「交通渋滞、移動の不便さ、環境汚染などの問題を根本的に緩和するため、公共交通の優先的発展という理念を確立し、公共交通を都市交通の発展において最重視しなければならない。公共交通をメインに軌道交通網、バス、路面電車からなる都市交通システムを構築すると同時に、徒歩、自転車の移動環境も改善しなければならない」と指摘した。(編集NA)
「人民網日本語版」2012年10月11日