中央経済工作会議が北京で開催
中央経済工作会議が15、16両日に北京で開かれ、習近平総書記は重要談話を行った。 |
中央経済工作会議が15、16両日に北京で開かれ、習近平中共中央総書記(中央軍事委員会主席)、温家宝総理のほか、中共中央政治局常務委員の李克強、張徳江、兪正声、劉雲山、王岐山、張高麗の各氏が出席した。
習総書記は重要談話を行い、国内外の経済情勢を分析したうえで、来年の経済政策の全体的な必要と課題を示した。
温総理は今年の経済政策を総括し、来年の経済政策の計画を示した。
李克強常務委員は会議を司会し、閉会時に総括の談話を行った。
会議は来年の経済政策の主要課題として以下を挙げた。
(1)マクロコントロールを強化・改善し、持続的で健全な経済発展を促進する。発展が絶対優先事項との戦略思想を堅持しなければならず、いささかたりとも揺らいではならない。
(2)農業の基礎を固め、農産物の供給を保障する。「三農」(農業の振興、農村の経済成長、農民の所得増加と負担減)」問題をしっかりと解決することを全党の取り組みの重要中の重要とし、いささかも揺るがずに長期間堅持しなければならなず、豊作続きを理由に農業をいささかたりともおろそかにしたり手を緩めては決してならない。
(3)産業構造調整を加速し、産業全体の質を高める。
(4)都市化を積極的かつ確実に推進し、都市化の質の向上に力を入れる。
(5)民生保障を強化し、人民の生活水準を高める。
(6)経済体制改革を全面的に深化し、揺るがず開放を拡大する。
会議は「安定成長、経済成長パターンの転換、経済構造の調整の鍵は経済体制改革の全面的深化にある。社会主義市場経済の改革の方向性を揺るがず堅持し、改革の系統性、全体性、協同性を強化し、より大きな政治的勇気と知恵で次の段階の改革を推し進めなければならない。これまでに打ち出した改革措置をしっかりと実行に移すと同時に、目下の際立った問題を解決する観点から、新たな改革措置を速やかに打ち出さなければならない。体制改革を全面的に深化するトップレベルデザインと全体計画について深く研究し、改革の全体計画、ロードマップ、タイムテーブルを明確に示さなければならない。有効な改革の道を堅持し、人民のパイオニア精神・実践・創造を尊重し、大局と局部の組合せ、根本的対策と対応的処置の結合、漸進と突破の相互促進を堅持し、大胆な探求と勇敢な開拓を奨励し、石を探りながら河を渡ることを容認する」と指摘した。(編集NA)
「人民網日本語版」2012年12月17日