中国の劉暁明駐英大使がBBCのインタビューに応じる
中国の劉暁明駐英大使は21日夜、BBCのニュース番組でインタビューに応じ、第18回中国共産党大会、中国の発展、ネット管理、対外政策などの問題について次のように説明した。光明日報が伝えた。
中国は社会転換期にあり、常に様々な問題が生じている。トウ小平氏は改革開放初期に「窓を開けて新鮮な空気を入れれば、ハエや蚊も一緒に入ってくる」と述べた。腐敗取締りに対する中国指導者の決意と姿勢は断固たるものだ。
(中国でのインターネットの発展について)中国でのインターネットの発展に対して西側には誤解がある。中国では66%のネットユーザーがネット上でよくコメントを発表しており、毎日ネット上で発表されるブログコメントはおびただしい数に上る。中国でネットに接続すれば、様々な観点に触れることができる。政治、経済、文化に関わる様々な議題について討論できる。政府の役割はインターネットの使用を管理、規範化し、インターネットの健全で秩序ある運用を確保することだ。世界で最多のネットユーザーを擁する中国はインターネットの問題において開放的だ。
(釣魚島<日本名・尖閣諸島>をめぐる中日間の紛争について)釣魚島は古来中国の領土であり、甲午戦争(日清戦争)後に日本が不法に盗み取った。1943年のカイロ宣言は、盗み取った領土を無条件で中国に返還するよう日本に明確に要求している。中国は釣魚島問題の平和的方法による解決に尽力するが、国家の主権と領土の完全性を守るとの中国の決意に疑いを差し挟む余地はない。
なお、劉大使は「ついでに」BBCのスタジオの背景に使用されている中国地図の誤りを指摘し、「あの地図は明らかに台湾省を中国の版図外に置いている」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2012年12月26日