安倍氏は外交上の難題をうまく解決できるか
■「タカ」が軟化
有名な右翼の「タカ」である安倍氏の姿勢は、選挙戦時に一部論説が指摘したように明らかに軟化した。安倍氏は組閣前から近隣諸国にしきりに柔軟なシグナルを発した。
安倍氏は22日、中国の釣魚島(日本名・尖閣諸島)への公務員駐在を先送りすることを決定。読売新聞電子版によると、安部政権は来年春季の靖国神社の定例参拝行事に参加しない方針も表明した。
同様に日本と関係が悪化している韓国とロシアも安倍氏の軟化を感じている。外国メディアによると、安倍氏は額賀福志郎元財務相(日韓議員連盟幹事長)を自民党総裁の特使として韓国に派遣するほか、来年2月22日に政府の「竹島(韓国名・独島)」行事は開催しない方針だ。ロシアについては、来年2月にプーチン大統領と親交のある森喜朗元首相をロシアに派遣する計画だ。安倍氏は北方四島の領土紛争解決に意欲を示し、自ら訪露する考えがあることも明らかにしている。