日本「釣魚島情勢に日米が共同対応」

　日本防衛省によると小野寺五典防衛相は8日、パネッタ米国防長官と電話会談し、釣魚島（日本名・尖閣諸島）情勢と朝鮮半島情勢に今後共同で対応すること、アジア太平洋地域の平和と安定の礎である日米同盟を一段と揺るぎないものにすることで一致した。小野寺防衛相は会談で、引き続き米国の新国防戦略と歩調を合わせ、自衛隊の役割を強化し、コントロール能力を強化する方針を表明した。

　共同通信は、日米両国は釣魚島周辺の海域や空域での中国の船舶や航空機の巡航について、緊密に協力して共同で対応することで一致したとしている。

　人民日報が8日午前に米国防総省に電話で取材したところ、ウィルキンソン報道官（少佐）は「パネッタ国防長官と日本の小野寺防衛相は確かに電話会談で釣魚島に言及したが、釣魚島問題における米国の立場に変更はない。米国はすでに様々なルートを通じて、紛争の平和的解決を各国に望む考えを表明している」と述べた。

　共同通信の別の報道によると、日本の安倍晋三首相は8日、小野寺防衛相を官邸に呼び、釣魚島を含む南西諸島の警戒・監視活動の強化を指示した。防衛省は自衛隊の戦闘機の緊急発進（スクランブル）を含め監視体制を強化するほか、海上保安庁との協力をさらに緊密化する方針だ。（編集NA）

　「人民網日本語版」2013年1月9日