国防部:中国は今後も多国間交流・協力に積極的に参画
国防部(国防省)の29日の定例記者会見で、楊宇軍報道官が多国間交流・協力、中米関係、中印関係について質問に答えた。
記者:中国軍は少し前にロシアとの対テロ合同軍事演習を成功裏に行い、最近では海軍が米海軍とアデン湾で海賊対策演習を行った。そして本日は国防部長(国防相)が拡大ASEAN国防相会議(ADMMプラス)に出席する。こうした多国間軍事外交への中国の広範な参画をどう見るか。
楊報道官:中国の軍事外交にとって多国間は重要な舞台だ。近年、中国軍はアジア太平洋地域の多国間枠組みに広範に参画し、上海協力機構の防衛・安全保障協力の着実な発展を促してきた。特に上海協力機構加盟各国の軍と合同軍事演習を繰り返し行い、計り知れない国際的影響を与えてきた。ASEAN地域フォーラム(ARF)、ASEANプラス1(中国)などの枠組みで、各国と広範な交流も行った。ADMMプラスの枠組みで、人道支援・災害救援、平和維持、テロ対策、海上安全保障、軍事医学という5つの非伝統的安全保障分野で参加各国の軍と実務協力を展開した。
こうした地域の多国間枠組みへの中国軍の広範な参画は、関係国との軍事的相互信頼を促し、新たな脅威や試練への共同対処能力を高め、地域の平和と安定を守った。中国はまた、多国間の場を活用して、防御的国防政策を表明し、重大な問題、敏感な問題における原則的立場を明らかにして、中国軍に対する国際社会の理解も後押しした。今後も中国はこれまでと同様に、多国間交流・協力に積極的に参画する。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年8月30日