中国国家海洋局は17日、中国海警局の船「中国海警2151」「中国海警2113」「中国海警2102」が同日、釣魚島(日本名・尖閣諸島)周辺の中国領海内を巡航したことを明らかにした。中国新聞社が伝えた。
中国当局が釣魚島領海内の巡航情報を公表するのは今月2日に続き、今年4回目。報道によると、日本側は同日首相官邸危機管理センターの「情報連絡室」に報告を行うとともに、「官邸対策室」に格上げして対策を検討した。
中国外交部(外務省)の華春瑩報道官は13日「釣魚島は中国固有の領土だ。一方的な行動によって釣魚島の係争棚上げという現状を破壊し、挑発を続けて緊張を引き起こしているのは日本側だ」と強調した。中国外交部は以前「中国は引き続き必要な措置を講じて釣魚島の領土主権を断固として守る」とも表明した。
公開資料によると、2013年に中国海監の巡航範囲は中国の全管轄海域をカバー。同年の海上巡航は262日間で、釣魚島領海に50回進入した。中国国家海洋局の劉賜貴局長は「2014年に中国は海上での常態的プレゼンスを強化し、国家の海洋権益を断固として守る」と語った。
今年中国は海警局の船20隻を建造するほか、省級権益維持専用海監船などの建造を引き続き推進する。すでに公開された情報によると、1月以降すでに新型4000トン級、多機能海洋法執行船2隻を建造し、引き渡した。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年2月18日