習近平中共中央総書記は7日午前、親民党の宋楚瑜主席一行と人民大会堂で会見した。
習総書記は「両岸関係の平和的発展は両岸同胞が歴史の潮流に順応して行った共同選択だ。われわれが共に『両岸は家族も同然』との理念に立ち、相手の身になって考え、誠実に接しさえすれば、どのようなわだかまりも解消できるし、どのような困難も克服できる」と強調。
「両岸関係の平和的発展という大局は安定しており、波風や試練に耐えられる。両岸関係は数十年にわたり様々な困難を経験してきたが、全体的趨勢は前向きに発展しており、これは歴史的必然だ。平和的発展は両岸同胞が共に追い求めるものであり、両岸はその利益と恩恵を共に享受する。われわれが両岸関係の平和的発展という方針・政策を変えることはなく、両岸の交流・協力、互恵・ウィンウィンを促す実務的措置を放棄することはなく、台湾同胞と団結して共に奮闘するとの真摯な熱意が弱まることはなく、『台湾独立』の分裂の企みを阻止する堅固な意思が揺らぐことはない。われわれは台湾の社会的安定、経済発展、民生改善、台湾同胞の安寧で幸せな生活を真摯に望んでいる」と表明した。
習総書記はまた、両岸関係の歴史的転換を促すうえで宋主席と親民党の果たしている重要な役割を積極的に評価。「親民党が『1つの中国』の立場を堅持し、『台湾独立』の分裂の企てに引き続き反対し、台湾各界の人々と共に、両岸関係の平和的発展という大局を断固維持し、中華民族全体の利益を広げ続けることを希望する」と述べた。
宋主席は「親民党は『両岸一中』、『台湾独立』反対を堅守するとの基本的信念が揺らいだことはなく、引き続き両岸関係の平和的発展という正しい方向を堅持し、『両岸は家族も同然』との理念に基づき、両岸の対話・交流を強化し、政治的相互信頼を強化し、同胞の心が通じ合うようにし、中華の夢を共にかなえるという共同の理想を実現するために努力する」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年5月8日