麻生首相、日本の植民地支配と侵略に深い反省を表明 日本の麻生太郎首相は25日、アジア欧州会議(ASEM)第7回首脳会合への出席を終えて帰国の途に就く前に、中国中央テレビ(CCTV)の単独インタビューに応じた。CCTVのウェブサイトが伝えた。
インタビューが始まるや、麻生首相は中国の視聴者に「わたしは改革開放後30年間の中国の飛躍的な発展を評価している。これが中国国民の自信を大きく高めたために、中国は今年の雪害や震災時の困難な情況の下で、迅速に救援活動を組織できただけでなく、オリンピックとパラリンピックの開催にも成功し、中国国民の力を明らかにすることができたと考えている。わたしはこれを称賛する」とのメッセージを特に伝えた。
歴史問題について麻生首相は「わたしとわたしの内閣は、村山談話の立場を引き継ぐ」として、日本の植民地支配と侵略に深い反省と心からの謝罪を表明した。また、「わたしたちは謙虚に過去を振り返り、共に未来を築かねばならない」と特に付け加えた。さらに「わたしは若者に希望を託しているので、中日両国の青少年が歴史の重荷から解かれ、積極的に交流し、両国民間の友好を深めることができるよう期待している」と述べた。
中日関係については「共通利益」という言葉を何度も口にし、「中日両国の互恵協力は時代の要請だ。世界が一連の重大な試練に直面している現状の下、特に中日両国は意思疎通と協力を強化すべきだ」との考えを示した。
海外の一部の人間が中国経済の急成長を前に「中国脅威論」を揚言していることについては、自身の豊富なビジネス経験から「中国経済の急成長は日本のみならず世界にとっても大きな利益があり、みなから歓迎されるべきものだ」との見解を示した。(編集NA)
「人民網日本語版」 2008年10月27日