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 中国の伝統的な祭日「七夕節」は旧暦の7月7日(今年は8月6日)。一方、日本では旧暦ではなく新暦の7月7日に祝われるようになっている。中国では近年、七夕は中国伝統の「バレンタインデー」とも言われているが、日本の七夕で最も重要なのは願い事をすることだ。
中国の七夕
中国各地の七夕の風習


 (1)嘉興------七夕「香橋会」
 中国浙江省の嘉興市(かこうし)には七夕「香橋会」と呼ばれるものがある。人々は毎年七夕の日に集まってきて、「香橋」と呼ばれる橋を作る...
 (2)湖南省、浙江省------女性は髪を洗い、露を集める
 七夕に女性が髪を洗うという面白い風習を記載した文章が、湖南省と江蘇省・浙江省一帯にある...
 (3)中国西南地区------草花でつめを染める
 七夕の日につめを染める風習に関する記載が、四川省の多くの県や貴州省、広東省など西南地区一帯に残っている...
 (4)広州------仙人を迎える
 広東省広州市の「乞巧節」は独特の風習がある。「乞巧節」の時期になると、女性たちは色紙、カミヤツデ、綿のひもなどを使って編んだ精巧なおもちゃを作り、節句を迎える準備をする...
 (5)陝西省------手先の器用さを競う
 陝西省の黄河の上流および中流域に広がる高原地域では、七夕の夜にさまざまな「乞巧」に関する行事を行う風習があり...
 (6)広西チワン族自治区------七夕の日に水をためる
 広西チワン族自治区のある地域では七夕の日に水をためる風習がある。人々は七夕の日にためた水を「双七水」と呼び、この水で体を洗うと厄を追い払うことができるとされる...
 (7)山東省------「巧菜」を育て「巧花」を作る
 山東省栄城市(えいせいし)には少女が杯の中で麦芽を育てる「巧菜」と呼ばれるものと、少女が小麦粉で花付きの食べ物を作る「巧花」と呼ばれる二つの行事がある...
 (8)紹興市------かぼちゃ棚で内緒話を盗み聞き
 浙江省紹興市(しょうこうし)の農村では七夕の夜に、嫁入り前の少女が一人で、よく育ったかぼちゃ棚に隠れ...
 (9)福建省仙游県------大豆と落花生の炒めものを作る
 福建省仙游県(せんゆうけん)の各家庭では七夕の日に砂糖、大豆、生の落花生を使った豆の炒めものを作る...
独特な日本の七夕
女の子はゆかた姿
女の子はゆかた姿
家の中に七夕飾り
家の中に七夕飾り
願い事を書いた短冊を笹につるす
願い事を書いた短冊を笹につるす
街の中で踊りながら歌う人々
街の中で踊りながら歌う人々
笹や短冊が街を飾る
笹や短冊が街を飾る
七夕人形を玄関につるす
七夕人形を玄関につるす
織女星と牽牛星の伝説

 こと座の1等星ベガは、中国・日本の七夕伝説では織姫星(織女星)として知られている。織姫は天帝の娘で、機織の上手な働き者の娘であった。夏彦星(彦星、牽牛星)は、わし座のアルタイルである。夏彦もまた働き者であり、天帝は二人の結婚を認めた。めでたく夫婦となったが夫婦生活が楽しく、織姫は機を織らなくなり、夏彦は牛を追わなくなった。このため天帝は怒り、二人を天の川を隔てて引き離したが、年に1度、7月7日だけ天帝は会うことをゆるし、天の川にどこからかやってきたカササギが橋を架けてくれ会うことができた。しかし7月7日に雨が降ると天の川の水かさが増し、織姫は渡ることができず夏彦も彼女に会うことができない。星の逢引であることから、七夕には星あい(星合い、星合)という別名がある。また、この日に降る雨は催涙雨とも呼ばれる。催涙雨は織姫と夏彦が流す涙といわれている。
日本の三大七夕まつり
  • 仙台七夕まつり
     例年7月7日の月遅れである8月7日を中日として、8月6日から8日の3日間にわたって行われる。大規模な飾り付けがされるのは一番町や中央通りなどのアーケード街、仙台駅周辺などである。市内各地至るところに小から大まで合計3000本と言われる飾り付けがなされ、街中が七夕一色になる。例年200万人以上の人が訪れる。
  • 湘南ひらつか七夕まつり
     湘南ひらつか七夕まつり(しょうなんひらつかたなばたまつり)は神奈川県平塚市で行われる七夕の祭りである。七夕飾りは市全体で約3,000本、湘南スターモール(旧東海道本通り)には大型の竹飾りが83本飾り付けられている。
  • 一宮七夕まつり 
     1956年(昭和31年)に始まった一宮七夕まつりは、一宮市の夏の最大イベントとして、7月の最終日曜日を最終日とし、木曜日からの4日間行われる、仙台市や平塚市と共に「三大七夕」と呼ばれる。130万人をこえる人出でにぎわう。