中国北部、大気環流の異常で大干ばつ
中国気象局は、今冬の乾燥の主な原因は大気環流の異常により暖湿気流の活動が活発でないためだと発表した。「新京報」が伝えた。
中央気象台の宗志平・首席予報士によると、冬入り以来中国の多くの地域で雨が降らないのには2つの主な原因がある。まず、水蒸気が十分でないこと。中国に雨をもたらす水蒸気は主にベンガル湾からのものだが、今冬の大気還流はやや異常で、ベンガル湾からの水蒸気が中国大陸に運ばれにくくなっている。2つ目に、中国に頻繁に流れ込む寒気は東よりや北よりを通過していく。このため東北部を除き、大部分の地域では西北気流の影響を受けやすい。こういった地域では乾燥した寒気流が通過するため、湿度が低くなり、雨が降りにくくなっている。(編集KA)
「人民網日本語版」2009年2月5日