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更新時間:13:58 Feb 06 2009

南京大虐殺の生存者・夏淑琴さん、最高裁で勝訴

2004年11月23日、法廷で関連証拠を提示する夏淑琴さん(右)の訴訟代理人

 日本の最高裁判所(最高裁)は5日、南京大虐殺の生存者・夏淑琴さんが「南京虐殺の徹底検証」の著者と出版社を相手に起こした名誉棄損訴訟裁判で、原告の訴えを認める最終判決を言い渡した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

 最高裁判所第1小法廷の涌井紀夫裁判長は同日、判決文において、被告の著書の記述が原告の夏淑琴さんの名誉権を侵害したと認めた。同裁判長は被告の上訴を退け、1審・2審判決を支持、原告に対して400万円の損害賠償を支払うよう被告に命じた。

 米国人牧師のジョン・マギー氏が、中国に侵攻した日本軍による南京大虐殺が起きた1937年にその状況を撮影した記録フィルム「南京暴行紀実」には、南京城南門東新路口5号に住む2家族11人が殺害される様子が如実に記録されている。そこには、当時8歳だった夏淑琴さんの姿も写っていた。日本の出版社・展転社は1998年、右翼学者の東中野修道・亜細亜大学教授が書いた「南京虐殺の徹底検証」を出版した。東中野氏は同著において、フィルムに写っていた少女は夏淑琴さんではないという事実無根の記述を行い、彼女が「事実を捻じ曲げた」と主張した。

 夏淑琴さんは2007年5月、名誉と感情を傷つけられたとして東京地方裁判所に訴訟を起こし、東中野氏と展転社に1500万円の損害弁償を請求した。同年11月2日、東京地方裁判所は第1審判決を言い渡し、原告が生存被害者だと認め、「南京虐殺の徹底検証」の記述は、原告があたかも「ニセ被害者」のような印象をもたらしていると指摘した。同著書の記述内容は真実ではなく、原告の名誉を損なうものだと判断された。東京高等裁判所は昨年5月21日、第1審判決を支持する第2審を言い渡した。(編集KM)

 「人民網日本語版」2009年2月6日

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