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更新時間:16:21 Feb 13 2009

今後も続く華北地域の水不足

 中国最大の平原である華北平原は黄河、淮河、海河から水を供給している。3本の河の水域面積をあわせると約144万平方キロメートルになり、国土の15%を占める。同地区は耕地が豊かで、気候条件もいいため、中国の重要な穀物・綿花・食用油の産地となっている。

 水利研究の科学者の目から見ると、年初の華北地域の大干ばつは特に珍しいことではない。80年代初期にも華北平原は専門家から「北京・天津・河北第一次水危機」と呼ばれる大干ばつに遭遇しており、その後20年間、華北地域では枯渇が続いている。このまま黄河、淮河、海河からの水が減り続ければ、華北地域の水不足はすでに限界を超えた地下水と河流の生態用水を頼りに現在の工業・農業生産と都市・農村の生活用水の需要を満たすしかなくなる。

 大規模かつ過剰な地下水の採掘によって、津浦鉄道(天津?江蘇省浦口)沿いの東部平原では天津・滄州・徳州を中心に約2.14万平方キロメートルの広範囲にわたって至る所に深層地下水が掘られ、北京から広東省にかけても北京・保定・石家庄・邯?・濮陽を中心とした約1万4千平方キロメートルに浅層地下水が掘られている。

 中国工程院の陳院士はかつて、「華北平原にある一部の河流は取水率がすでに90%を超えている。この数字は、周囲の生態に補給される生態用水がほぼゼロに近いことを意味する」と指摘。

 華北平原の枯渇は今後も深刻化し、井戸水にしても、流域を超えた水調達にしても限界があり、短期的に改善できることではないと専門家は見ている。穀物を確保するための干ばつ対策として、緊急に取水対策を講じなければならないが、長期的に見ると、自然環境のことも考えて、こういった地域で整った節水方案が必要となる。(編集KA)

 「人民網日本語版」2009年2月12日

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