円明園から流出の文化財、オークション続行へ
パリの裁判所で現地時間の23日午前11時30分、円明園から流出した文化財・ネズミとウサギの頭部銅像のオークションを中止するかどうかについての審理が行われた。審理の結果、オークション中止の申請を却下、オークションの続行を認める判決が言い渡された。このままでいけば、この2体の文化財はオークションに出品されることになる。
今回の訴訟には、中国から弁護士2人が出席、被告側からはそれぞれフランス文化省とクリスティーズ社を代表して弁護士7人が出席した。被告側の弁護士は、欧州中華芸術保護連合会は直接的な利害関係者ではなく、原告として起訴する資格はないとし、同連合会が悪意の訴訟と捏造を行っていると主張した。審理の結果、裁判所はオークションの出展品は規定を満たしているとし、原告側の訴えを却下、オークションは続行されることになった。(編集KA)
「人民網日本語版」2009年2月24日