2009年3月6日    メールマガジン登録I-mode登録中国語版日本版
更新時間:13:27 Mar 06 2009

核廃棄物 日本に向け仏出港

 仏原子力大手のアレバグループは4日、再加工された核廃棄物が仏シェルブール港に運び、日本に向けて出発すると発表した。新華社が伝えた。

 ▽目的:プルサーマル計画に活用

 目撃者の証言によると、パトカー数十台の護衛のもと、放射性物質の警告を表示した5台のトラックが4日早朝にシェルブール港に到着。このトラックにはアレバグループが再加工した、ある混合酸化物が積み込まれていた。この物質は使用済み燃料を再処理して取り出したプルトニウムとウランを混ぜて加工したもの。日本の九州、四国、中部の電力会社3社から買い取った核廃棄物をアレバグループが再加工したもので、まず仏北部のラアーグ工場に保管されていた。

 日本は再加工された核燃料を買い戻し、国内南部と中部の電力会社の原子力発電所(軽水炉)で発電に使用する予定だ。

 アレバグループはこれまで核廃棄物の輸送は明らかにしていたものの、貨物量や出港日程については明かしていなかった。アレバグループによると、混合酸化物の加工操作は安全で、核燃料の浪費を削減できるという。また関係者は、混合酸化物の中に含まれるプルトニウムを取り出して核兵器を製造するリスクは「無視できるほど」小さいとしている。

 ▽抗議:核兵器への転用

 一方の国際環境保護団体「グリーンピース」は、この混合酸化物にはプルトニウム800キログラムが含まれており、理論的には核爆弾225発の製造が可能だとし、今回のプルトニウムの輸送は過去最大規模といえると指摘している。

 AFP通信は、国際原子力機関(IAEA)も混合化合物から核爆弾が製造できると表明していると報道。グリーンピースはIAEAに、「安全でない、信頼できない、必要ない」という理由で、フランスから日本への核廃棄物の輸送を阻止するよう求めている。

 アレバグループ側は、貨物輸送船には武器を装備し護衛もつけているため、安全面で特に心配は要らないと説明。これに対し、グリーンピース側は輸送途中に危険が存在する。テロリストに乗っ取られ、核が拡散する恐れがあると反対している。経済協力開発機構(OECD)の専門家は「貨物船が乗っ取られる危険がないとはいえない」と話す。(編集KA)

 「人民網日本語版」2009年3月6日

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