94年アジア大会卓球でトウ亜萍を破った小山ちれ選手
1994年10月13日夜、広島県郊外にあるアジア競技大会卓球会場で第12回アジア大会卓球女子シングルスの決勝が行われ、多くの注目が集まった。中国から帰化した小山ちれ選手(中国名:何智麗)が日本代表として出場、中国のエース・トウ亜萍選手との決勝試合が行われた。小山選手はそれまでの2試合を連勝していたとはいえ、大多数の観客はトウ選手が当然勝利するものと思っていた。そして試合が始まり、トウ選手は観客の予想通り圧倒的な勢いで第1セットを先取した。このとき、誰もが小山選手の敗北を疑わなかった。
しかし、小山選手は技術面だけではなく、メンタル面でもずば抜けていた。彼女は落ち着いて応戦し、1セットを取り返した。続いて、勢いに乗った小山選手は続く2セットを連取し、セットカウント3-1でトウ選手を下したのだ!小山選手は女子シングルスの金メダルを獲得、日の丸が高々と掲げられた。(編集SN)
「人民網日本語版」 2009年3月20日