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「食へのこだわり」中国飲食業は金融危機には無縁

 「食」は既に巨大産業に成長している。中国社会科学院と中国調理協会が先月19日共同で発表した「飲食ブルーブック」によると、昨年、中国人1人あたりの平均外食消費額は1158.5元となり、初めて1千元の大台を突破した。全国通年小売売上高は1兆5404億元に達し、前年比24.7%の伸びを見せた。中国飲食業は過去18年連続で二桁台の急成長を維持しており、世界的な金融危機をものともしない成長の著しい業界となっている。「中国青年報」が伝えた。

 中国飲食業がなぜ世界的金融危機の下で独走しているのかについては、あまり専門家の分析がなされていない。もっとも、昨年末に行われたあるオンライン調査によると、世界的金融危機によるリストラにより、国内の一部ホワイトカラーの間で「恋人よりも上司にご馳走する」風潮が沸き起こった。調査対象の60%以上の人は、上司との「つきあい」を通じリストラの嵐を回避したいと望み、そのうち23%の人は個人あるいはグループで上司とテーブルを囲む準備、あるいは既に計画していると回答した。

 零点調査公司は2006年、「中国住民意思疎通指数」を公表した。同報告によると、「飲食接待」は依然として中国人にとって最も一般的な社交方式のようだ。「皆でテーブルを囲む」という社交方式を選択した人は46%となり、2番目に多かった「スポーツ活動」を33ポイントも引き離した。

 中国では伝統的に、食卓の上で話が一層弾むとされる。ある人が食卓文化について、「礼」、「孝」、「徳」、「教」と総括しているが、なかでも核心は「礼」にあり、一種の秩序と規範を重んじ、例えば着席位置、食器類の並び、料理を出す順序、料理の意味するところなど、いずれもが「礼」の精神を体現している。

 テーブルマナーを心得ていない場合、無礼にあたることもあり、「職」にありつけないこともある。あるメディアは以前、一部の大学生の会社面接が宴席で行われたと報じたことがある。浙江省のある企業は秘書職を募集した際、やはり宴席を設けた。この企業によると、テーブルを囲むことで、応募者の意思疎通能力、気配りの度合、人間関係を処理する能力を観察できるという。

 しかし、「会食」の意義があまりに豊富だと、食べることすら楽しめなくなる。「会食」を終えると、食べ過ぎか飲み過ぎ、そうでなければ自宅で寂しくインスタントラーメンを食べ直すことになる。すなわち、建前は「食べる」ことであっても、実際には「食事」ではないのだ。(編集HT)

 「人民網日本語版」2009年7月16日

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