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中国工程院:品行の悪い院士は除名へ

 中国工程院はこのほど内部文書で、学術に対する道徳規範の強化を求め、品行が悪い院士(アカデミー会員)の称号を取り消すことを通達した。「新京報」が伝えた。

 「中国工程院科技界の科学道徳建設をより強化」と題した文書で、院士が科学道徳行為の準則に違反した場合は、工程院の学術道徳委員会が調査を行し処分する。品行が悪い院士については、委員会が処分意見を提出し、主席団の認可を経てから、校内で叱責するか社会に公開し、その院士の称号を取り消すとした。

 その一方で、同文書では「品行が悪いとは何か」ということついて、具体的な基準を明確にしなかった。

 工程院新聞処の王元晶処長によると、「院士の称号取り消し」は特に新しい規定でもないという。ただ、工程院はこれまで院士の称号を取り消したことはない。

 ここ数年、院士の品行の悪さが多く報告されているが、その称号を取り消された院士はいない。中国科学院は90年代に2人の院士を除名したことがある。

 王氏によると、工程院は一部の品行の悪い院士に対し、内部で注意や警告をしたことがある。院士の除名となると主席団による決定が必要なことから慎重になるという。

 工程院は文書の中で、科学的な精神に合わない学術評価や審査制度、管理体制は、功を焦り目先の利を求める浮き足立った状況を生むとして批難した。一部の院士には利益の誘惑に刺激され、論文のねつ造や誇張、権力をかざすなどの行為がみられる。

 中国科学技術協会学会学術部の朱雪芬副部長によると、体制に存在する不正行為で最も典型的なのが、研究員の昇格に必要な論文の発表本数。発表した論文の数ばかりを強調し過ぎるため、研究員は論文を重視して、実際の応用能力を軽視し、果ては多くの論文を発表するために論文をねつ造することさえあるという。

 政府は現在、こういった不正行為がなくなるよう、新たな評価システムの構築に着手しているという。(編集KA)

 「人民網日本語版」2009年8月7日

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