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中国のぜいたく品消費の背後にある複雑な現状

 1人当りの平均収入が米国の14分の1にもならない中国が、ぜいたく品の消費額において米国を上回り、1-2年内には日本をも抜き、世界一の消費国になる可能性が出てきた。この最新の消息は中国社会の発展の複雑な現状を反映している。「環球時報」が伝えた。

 過去30年余りの中国の発展は、市民の消費が必需品からぜいたく品にレベルアップする過程であり、市民の生活水準の全面的な高まりを実際に描写している。

 しかし、長年GDP成長の3倍以上の驚異的な伸びをみせるぜいたく品消費は消費スタイルの別の側面を映し出している。中国は豪華な高級車の販売台数が最も多く、あらゆるブランド支店が立ち並ぶ。その消費グループは1億人以上にのぼり、世界のぜいたく品消費シェアの25%を占める。この現象の背後には奇形型消費や貧富の差の拡大、腐敗繁殖など負の面が隠れている。

 ある分析によると、世界の消費者は財産の4%ほどでぜいたく品を購入している一方、中国の消費者、特に若者は収入の40%以上もぜいたく品に費やし、それは世界の平均水準の10倍にもなる。これにより、毎月その収入を使い果たす「月光族」や借金を抱え込む「百万負翁」、「負債一代」が次々と出現し、個人や家庭、最悪の場合、社会全体の経済生活にまで不安要素を植え付けつつある。

 中国はいまだ発展途上の国であり、多くの人々は家計をなんとかやりくりしながら生活を送っている。昨年、中国の住民のエンゲル係数(家計の消費支出に占める飲食費の割合)は都市部で37.9%、農村部で43.7%にまで下がったが、米国の80年代の平均水準16.45%に比べ、中国の全体の消費能力は依然として先進国よりも数十年の後れている。

 実際、消費能力が遍く不足している大きな背景のもと、中国が世界のぜいたく品消費大国に踊り出ることは、われわれに「豊かにならないうちに贅沢をしているのではないか」という警鐘を鳴らしている。(編集KA)

 「人民網日本語版」2009年9月21日

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