京杭大運河の世界遺産申請業務が全面的に開始
国家文物局の単霽翔局長は26日、揚州で開催された大運河保護・世界遺産申請業務会議で次のように表明した。大運河文化遺産の保護は大きく進展し、大運河文化遺産の資源調査と認定業務は既に基本的に完了し、大運河文化遺産の保護、展示、利用、世界文化遺産申請の構想は明確になり、大運河文化遺産自身と環境・景観の保護情況の一部を改善し、大運河文化遺産の保護と世界遺産申請業務が全面的に起動した。「香港大公報」が伝えた。
単局長によると、国務院の統一的な計画に基づき、2009~2014年は大運河保護と世界文化遺産申請業務のカギとなる時期だ。そのうち2009~2010年は起動段階、2011~2012年は保護と整備段階、2013~2014年は申請段階となる。
大運河は世界で最も長い運河で、中国古代の偉大な水利プロジェクトだ。北は北京、南は杭州まで、天津、河北、山東、江蘇、浙江などの省市を通り、海河、黄河、淮河、長江、銭塘江の五大水系を貫く全長1794キロメートルの運河だ。大運河は建設開始から今日まで2400年以上の歴史を持つ。(編集YH)
「人民網日本語版」2009年9月27日