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中国、急速に高齢化社会に突入

 高齢化への対応戦略を検討する会合がこのほど開かれ、国務院副総理で全国高齢化工作委員会主任の回良玉氏は高齢化問題が国家経済と国民生活、さらには国の長期安定に関わってくる問題にまでなってきたと話した。

 民生部社会福利慈善事業促進司の最新統計によると、全国の高齢者の人口は現時点で1億6200万人と全人口の12.79%を占める。今年から中国では高齢化が急速に速まり、今後、高齢者の人口が年平均800万人から900万人ずつ増加するものと予測される。2020年には高齢者の人口が2億4800万人、高齢化の水準が17%に達する見込み。さらに2050年には重度の高齢化の段階に入り、高齢者の人口は4億3700万人と全人口の30%以上を占めるようになる。つまり3、4人に一人が老人になるのだ。

 民生部社会福利慈善事業促進司の王振耀司長は「中国は急速に高齢化社会に進んでいる。高齢化の速度と程度はわれわれの想像を超えている」と話す。

 任季萍教授によると、中国の高齢化は比較的深刻な状況にあるという。高齢者の人口増加と高齢化の急速な進展に伴い、豊かになる前に老いてしまったり、高齢者の一人暮らしといった問題が浮き彫りになってきている。このため、年金や医療の保障をはじめ、高齢者の介護をいかに解決するかが問われている。

 ます年金の負担は大きい。2020年までに年金を受け取る退職者は1億人を上回るとされ、高齢者1人を2.5人で養わなければならなくなる。

 次に医療の負担も相当なものだ。医療・衛生の重要な消費対象は高齢者グループで、中国の衛生・医療事業は経済発展に比べて後れているため、高齢者がなかなか医者にかかれない、医療費が高いという問題が浮き彫りとなっている。

 もう一つの問題として、老後の介護サービス市場の欠落がある。全国的に行われた調査によると、中国には3250万人の高齢者が様々な形の長期介護を必要としている。介護施設に入居の必要がある高齢者は全体の5%という国際的な基準を参考に、ベッド数だけで計算しても、最低800万床以上は必要だが、今中国には約250万床しかなく、550万床以上不足しているのが現状だ。(編集KA)

 「人民網日本語版」2009年10月26日

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