各地の「人口ゼロ成長」タイムテーブル発表
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中国科学院は7月28日、「2010年中国科学発展報告」を発表した。これは、国内初の自然科学と人文科学の学際的結合をベースとして、科学発展理論を掘り下げ、科学発展実践を総括し、科学発展レベルを評価した総合研究報告。中国科学院交叉(学際)科学センター唐山科学発展研究院が毎年編さんしている。
以下、報告の概要。
中国は環境に優しいグリーン発展を実現させ、三大基本段階を秩序立てて通り、三大基本目標を達成しなければならない。各分野での「ゼロ成長」の時期別目標は次の通り。
(1) 2030年までに、人口総数・規模における「ゼロ成長」を実現させる。同時に、人口の「質」を大幅に向上させる。
(2) 2040年までに、資源・エネルギー分野での「ゼロ成長」を実現させる。また、社会的財産を最大限まで増やす。
(3) 2050年までに、生態環境退化における「ゼロ成長」を実現、環境の質と生態安全を大幅に高める。
国内で一番早く「人口ゼロ成長」が実現するのは、上海で、早ければ2015年に増加がストップする見通し。続いて、天津と北京で2018年頃と予想される。(編集KM)
「人民網日本語版」2010年8月2日