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中国地図 「雄鶏」から「トーチ」へ

 中国国民はこれまで、中国は960万平方キロメートルの領土を有し、中国の地図は首を立てた1羽の雄鶏に似ていると言い続けてきた。しかしこのような描写は紺碧の国土--海洋が含まれず、的確ではないという声があがっている。

 駐屯のために南沙諸島に派遣された兵士には間もなく、共通認識がはぐくまれる。中国の「陸地国土」と「海洋国土」は分けることのできないものだと。中国の地図はアジア東端に立つ煌々と燃え上がる1本のトーチなのだ。

 「雄鶏」から「トーチ」へ。このまったく新たな描写は、新時代の中国人の海洋意識への目覚めだ。

 中国は海洋大国であり、長く緩やかな海岸線と多くの海域を有し、また悠久の海洋文化がある。3世紀、東呉の康泰と朱応の船隊が扶南に派遣されたのに始まり、12-13世紀には宋・元の船隊が東中国海、南中国海を制覇、さらに明代初期の鄭和の西洋への遠征などは、いずれも中国航海史上の壮挙となった。しかし残念なことに、中国人の海洋意識は歴史的に幾度となく「熟睡」し、広大な大海に面し、大陸に埋もれ去る土地があるか如く、海運と漁業のほか多くは考えられていなかった。

 発表されたばかりの「中国海洋発展報告2010」によると、2001-2009年の中国の海洋生産総額年間平均成長率は16.12%、同期の国内総生産(GDP)平均成長率をはるかに上回り、海洋経済は国民経済の新たな成長スポットとなった。

 世界がグローバル経済の新たな時代に入り、中国人の海洋意識は活性化に迫られている。中国科学院アカデミー会員を務める同済大学海洋・地球科学学院の汪品先・教授は、中国の商業活動、エネルギー安全、国家利益はすでに全世界の大洋に及んでいるが、海洋精神、海洋意識は追いついておらず、「意識からかけ離れた存在でしかない。より多くの中国人が海洋を抱擁することを望む」と語っている。ある専門家は中国地図の話になぞらえ、現在の高速発展の奇跡がこの陸地国土に燃えさかる火種なら、紺碧の海洋は不断に燃料を提供する源であり、新世紀の中国の陸地国土と海洋国土の依存関係をこれ以上的確に比喩できる表現はないとしている。(編集HT)

 「人民網日本語版」2010年8月30日

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