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中国富豪、ゲイツ氏の「寄付のススメ」を拒否

 ウォーレン・バフェット氏とビル・ゲイツ氏が中国でチャリティーディナーを主催するというニュースが先月末から広く社会の関心を集めている。ディナーには中国富豪50人が招かれたと伝えられるが、これまでに多くの中国富豪が出席を断ったという情報が得られた。ビル・ゲイツ基金によると、招待された多くの富豪はディナー会場で寄付を勧められるのか何度も確認し、一部の人はディナー出席を断ったという。「中華工商時報」が伝えた。

 このニュースに対し、世論は中国富豪に対する疑念を一気に爆発させ、一部メディアは中国富豪の社会的責任意識が薄いと指摘、中国富豪には慈善の心がないとも伝えた。

 多くのマイナスイメージが飛び交う中、SOHO中国の張欣CEOと「中国チャリティー界の第一人者」と呼ばれる陳光標氏のみは、ディナーの招待を受けたと公にした。

 一方で出席を断った富豪のうち、中国大陸部第一の富豪・宗慶后氏(娃哈哈集団公司董事長)だけは、なぜディナーに出席しなかったか忌憚なく明らかにした。「フォーブスCEO大会への出席があるから断りました。ちょうどタイミングが重なりました」。宗氏はさらに、余り資産のチャリティーに関心はないとした。宗氏によると、全財産を寄贈する行為の背景は、高額の相続税が支払えないか、あるいは企業が税金を避けるための便宜上の手法で、真のチャリティーではない。社会のために継続的に富を創造することこそ真のチャリティーという。

 一部メディアは、バフェット氏とゲイツ氏の今回の中国訪問は主にチャリティーディナーを通じ、中国の富豪たちにチャリティー文化を伝えるためだと指摘。しかし事情はそれほど簡単だろうか?これに先立ち、あるメディアは、バフェット氏とゲイツ氏は全世界の富豪に布施を請い、チャリティー事業に充てようとしていると伝えた。バフェット氏とゲイツ夫妻がチャリティーの代表となるが、3人は困難に直面している。その理由は「バフェット・ゲイツ・チャリティー」を支える背後の力をはっきりさせる必要があり、欧州の一部企業家は、米国の投資時代と税収政策が貧富の差を拡大させたことから、バフェット氏とゲイツ氏は米国の富裕層が失った信用を取り返すため正常な税収をチャリティーに充てようとしていると見ている。結論から言えば、2人のチャリティーは自慢するに値しないというのだ。これはひとつの説だが、このような話を聞くと、我々はすべてのことをあまり理想化しすぎてはならないと気付く。

 客観的に言えば、中国のチャリティー文化とチャリティー事業は確かに西側の一部先進国には及ばない。同時に中国のチャリティー制度とチャリティー機構には依然多くの問題があるが、これはひとつの仕組みであり、一朝一夕に確立できるものではない。(編集HT)

 「人民網日本語版」2010年9月10日



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