国内のエイズ死者、累計で6万8千人超
国家衛生部は29日、国内におけるエイズ感染・予防治療工作状況に関する状況を発表した。これによると、2010年10月末の時点で、HIV(エイズウイルス)感染者は累計37万人に達し、うち約13万人が発症、約6万8千人が死亡した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
中国国家衛生部、国連エイズ合同計画(UNAIDS)、世界保健機関(WHO)が共同でまとめた2009年報告書によると、2009年末時点で、中国のHIV感染者と患者(発症者)は約74万人、うち患者は約10万5千人と見積もられている。また、2009年に新たに感染が確認された感染者は約4万8千人、エイズによって死亡した人は約2万6千人。
最近2年間のエイズ関連状況監測結果を見ると、HIV感染者の増加スピードはやや減速している。感染者および患者の年間増加率は、2008年の16.8%から2009年には9.3%に低下、今年1?10月の増加率は、前年同期比1.4ポイント低下した。(編集KM)
「人民網日本語版」2010年11月30日