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中国人の母国語力低下 8割「危機感じる」

 中国人民大学文学院の賀陽・副学院長がこのほど開催された第1回中国言語生活学術シンポジウムで、中国の大学生の中国語応用力に懸念を示したことが、ネットユーザーの共感を呼んでいる。

 あるネットユーザーは外国語ブームやネット用語の氾濫(はんらん)、映像文化の浸透などの影響により、大学生のみならず、国民の中国語応用力が押しなべて低下している、とコメントしている。

 中国青年報社会調査センターがこのほど3269人を対象に行った民意調査によると、「中国人の中国語応用力は危機に直面している」と答えた人は80.8%に上ったのに対し、「そう思わない」と答えた人は19.2%にとどまった。回答者のうち、54.4%が大卒以上の学歴。

 調査で回答者らは、自身の中国語応用力に少なからず問題があると告白している。具体的には「語彙が足りず、常に表現力不足を感じる」(64.8%)、「単語の使用、組み合わせに問題がある」(28.6%)、「書式に問題がある」(27.8%)、「文法の誤りが多い」(17.4%)、「分からない漢字が多すぎる」(16.4%)などが挙っている。

 「中国語応用力の低下が長期的かつ普遍的なものになれば、中国語自体が蝕まれ、母国語である中国語自体に退化が現れる」と賀教授は語る。

 中国語応用力の危機をもたらした原因について、73.2%の人が「ネット時代であるため、中国語を使う際のルールに乱れが生じている」との認識を示している。

 「中国語の危機」の作者で雑誌「文芸論争」の編集審査員を務める朱競氏は、ネット用語の流行は中国語が社会の進歩に適応した結果だが、一方で中国語の破壊ももたらすと指摘する。ルールの乱れたネット用語は、ネットをあまり利用しない人にとっては理解難く、ゆくゆくは異なる集団間の交流がますます困難になるという。

 今回の調査で、中国語の危機の原因を「非常に多くの人が外国語の学習を重視し、中国語の学習を軽視している」とした人も52.0%に上った。さらに「現代人は中国語を再構築するのを好み、奇怪な単語が次々と現れている」(43.6%)、「映像文化が絶対的な優勢にあり、文字の存在感がますます薄くなっている」(30.1%)などの意見も多かった。(編集HT)

 「人民網日本語版」2010年12月21日

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