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被災者の期待背負う中国救援隊 捜索初日、生存者なし

 東日本大震災の被災地、岩手県大船渡市で14日から救助活動を始めた中国の国際救援隊。捜索活動の初日、生存者はまだ見つかっていない。救援隊の隊員、彭碧波・武装警察医院医務部副主任は人民網の取材に対し、「わずかな望みも信じて全力を尽くす」と捜索活動に向けた決意を語った。中国紙、新京報が伝えた。

 テントをひっくり返す海風

 中国の国際救援隊は、海外の救助隊としては地震発生後、最も早く被災地に駆け付けた。14日朝7時には、現地の消防隊と合流し捜索・救助活動を開始した。

 彭副主任によると、日本の北方にある岩手県は気温が低く、道路には雪がまだ積もっており、これが捜索活動を難航させているという。

 被災地に到着した救援隊は4トンの救援物資をすみやかに降ろし、大船渡市東高校のグランドにテントを張った。捜索、救出、通信、医療、薬品などの機材の点検が完了すると、直ちに捜索を開始した。

 救援隊の置かれた場所は三方を山に囲まれ、一方は海に面しているため、風速10メートル前後の海風が吹き付け、テントが何度もひっくり返された。どんよりとした空に冷たい空気が張り詰めている。余震が続いており、震度6以上の揺れが頻繁に起こる。津波注意報も絶えず発令されており、津波注意報を受ければ、高台に緊急退避する。水も電気もなく、照明は自家発電するしかない。食べ物や飲み水も自給自足を余儀なくされている。

 医療機関は対応可能

 彭副主任は国連人道問題調整事務所(OCHA)が認定する都市型災害の捜索救助資格をアジアで唯一持つ専門家。被災地の医療状況について、「死傷者数は現地の医療機関の受け入れ能力を超えていない」と話す。

 地震と津波の両方に見舞われた大船渡市。地震後、家から出てきた人はほとんどいなかったが、それに続いて発生した大津波が多くの人を飲み込んでいった。ほとんどの家屋が100メートル以上も押し流され、至るところに破片が散らばっている。

 隊員15人は全力を尽くしているが、現在のところ、生存者はまだ見つかっていない。彭副主任は救援隊の初歩的な推定によると、この地域に生存者がいる可能性は極めて低いという。しかし「わずかな望みも信じて、あきらめることなく、捜索活動を続けていく」と語った。

 被災者の自発的な協力

 彭副主任によると、村野さんという被災者が進んで救援隊の手助けをしてくれており、救援隊は被災者の大きな期待を背負っている。村野さんは「中国は日本の隣国です。日本が最も大変なときに、中国は真っ先に駆け付けてくれて。非常に感動しています。救援隊の手助けをすることは、自分たちを救うことでもあります」と話しているという。(編集YT)

 「人民網日本語版」2011年3月16日

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