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地震で居場所失った中国人留学生 日本人教員が支援

 東日本大震災により、日本の東北地方は水浸しになったり、家屋が倒壊したりした。地震の被害を受ける地域が広がっており、関東地方の一部の県や市にも深刻な被害が出ている。関東地方の千葉県や埼玉県に居住する中国人留学生も、少なからぬ影響を受けているという。中新網が日本新華僑報サイトの報道として22日に伝えた。

 日本メディアの報道によると、地震発生後、多くの日本人が日本在住の中国人に友情の手をさしのべたという。鹿児島市希望ヶ丘町に住む日本語教師の間庭栄子さん(65)は千葉県からきた知り合いの中国人留学生の王一凡(26)さんを自宅に受け入れた。王さんは千葉県でたびたび余震に見舞われたことや、東京電力の福島第一原子力発電所の事故による放射性物質の危険性を考慮して、間庭さんの好意を受けることを決め、千葉を離れた。18日に再会した二人は、ともにほっとした表情をみせたという。

 王さんは天津市の出身で、2010年9月に千葉県柏市にある麗澤大学の大学院に留学し、大学の寮に住んでいた。間庭さんは2008年から1年間、天津理工大学で日本語を教え、ここで王さんと知り合って、帰国後も連絡を取り合っていた。

 今月11日午後2時46分、王さんは寮の5階にある自室で突如激しい揺れを感じた。地震の後も余震は続いた。王さんの部屋にはテレビがなく、ラジオとインターネットで情報を集めるしかなかった。地震速報を聞いてもわからない言葉があり、急いで電子辞書を引いてやっと震源地がどこかわかったという。その後の地震による輪番停電で、夜も明かりを付けられず、インターネットも使えず、最新の情況を知ることもできず、非常に不便でいらいらが募った。

 男子寮には約120人の留学生が暮らしていたが、原発の放射能漏れを心配して次々に帰国し、16日には寮にいるのは王さん一人だけとなった。王さんはその時のことを振り返り、「外国人向けの情報が少なく、心理的な不安でもうじっとしてられなくなった」と話す。その頃、間庭さんは王さんを心配し、たびたび電話で様子をたずねていた。王さんは千葉を離れたいと言い、間庭さんに受け入れを頼んだ。

 王さんは3月初めに大学院に合格したばかり。勉強の機会が失われることを非常に惜しんで、「地震発生からの一週間、夜もなかなか眠れずにいる。地震の影響がなくなったら千葉に戻って勉強を続けたい」と話すが、間庭さんは「心の休養をしっかりとってほしい」と王さんを気遣う。(編集KS)

 「人民網日本語版」2011年3月23日

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